出版社内容情報
旅に出た母をまちながら、論里は校庭に紙コップで冬の星座を描く。『よるの美容院』で講談社児童文学新人賞受賞後、待望の2作目! 主人公の橘論里(たちばな・ろんり)は中学2年生の男子。母親と、血のつながらない父親と、妹・有里(あり)と暮らしている。
ある日、学校から帰ると、母親が書き置きを残していなくなっていた。冗談かと思ったら、趣味のカメラを持って、撮影旅行に出てしまったのだ。しかも、いつ帰るかわからない。母親不在のまま、楽天的な父親と妹と、不格好ながらもなんとか生活を送っていくことになった。
学校では、開校20周年記念の行事をやることになり、論里は実行委員にさせられる。仲がいい轟元気(とどろき・げんき)と、変人の水原白(みずはら・ましろ)とともに、おずおずと活動をはじめる。
校庭に描くことになった冬の星座に思いをはせながら、論里は自分と自分をとりまく人たちのことを考えはじめる。
生まれるときも死ぬときもひとりきり。だけど、だれにも迷惑かけずに存在できるものなんか、どこにもない――。人と人との「つながり」は、こんなにももどかしく、こんなにも愛おしい!
第一章 手紙
第二章 学校
第三章 キャベツ
第四章 アンケート
第五章 実行委員会
第六章 白のファイル
第七章 プチトマト
第八章 夏休み
第九章 迷子
第十章 つながる星
第十一章 それぞれの名前
第十二章 リハーサル
第十三章 ドアポスト
第十四章 鍋焼きうどん
第十五章 流星群
第十六章 小火
第十七章 キャンドルナイト
終章 終わりとはじまり
市川 朔久子[イチカワ サクコ]
著・文・その他
内容説明
中学2年生の橘論里は、実母と継父、妹の有里と暮らしている。ある日、学校から帰ると、母親が書き置きを残していなくなっていた。一方、学校では、轟元気と河上大和、そして水原白とともに、創立20周年記念行事の実行委員をやることに。記念行事はキャンドルナイト。校庭に描くことになった冬の星座に思いをはせながら、論里は自分と、自分をとりまく人たちのことを考えはじめる。『よるの美容院』で講談社児童文学新人賞受賞待望の第2作!
著者等紹介
市川朔久子[イチカワサクコ]
1967年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒業。第52回講談社児童文学新人賞を受賞した『よるの美容院』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優愛
紫綺
mocha
takaC
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
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- 和書
- カレーライスだいすき