ニッポン現代アート

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  • サイズ A5判/ページ数 133p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062183475
  • NDC分類 702.16
  • Cコード C0070

出版社内容情報

日本の最先端アートシーンを1冊に凝縮しました。美術評論の名手がわかりやすくナビゲートする「紙上アートフェア」にようこそ!日本の最先端アートシーンを1冊に凝縮しました。
美術評論の名手がわかりやすくナビゲートする「紙上アートフェア」にようこそ!

現代アートは今、混沌のなかにある。
何の標識もない原野に投げ出された芸術家たちは、ただ自己の感性だけを導き手として、この混沌の海へと船出をしていく――。「現代アート」の先端がここにある!

岡村桂三郎/小沢さかえ/中山玲佳/できやよい/齋藤芽生
石川順惠/奈良美智/押江千衣子/太郎千恵蔵/日高理恵子
安田佐智種/青木野枝/伊庭靖子/李禹煥/田村能里子
新恵美佐子/彦坂敏昭/岩熊力也/手塚愛子/間島秀徳
清川あさみ/丸山直文/呉亜沙/大谷有花/高柳裕
岩尾恵都子/花澤武夫/池田学/中西夏之/岡田修二

※本書は、平成20年7月から平成22年12月まで、講談社の月刊PR誌『本』の表紙を飾った作品30点と、「現代アートの現場から」と題するそれぞれの作品解説とを一冊にまとめたものです。
それ以前の表紙作品については、平成20年に『日本の現代アートをみる』という題名で刊行されています。

高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
著・文・その他

内容説明

古今東西の美術を知悉する名手が、最先端を疾走する多彩な才能たちの作品へ誘う。

目次

「獅子08‐1」岡村桂三郎
「ずっと泣きたかったんだ」小沢さかえ
「Safarism‐Deer」中山玲佳
「Untitled(Francesco&Yayoi)」できやよい
「間男蔓「徒花図鑑」より」齋藤芽生
「解体する視線5」石川順惠
「White Riot」奈良美智
「かいまみ」押江千衣子
「川の流れ霞ヶ関あるいは秋葉原」太郎千恵藏
「空との距離6」日高理恵子〔ほか〕

著者等紹介

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院在学中からフランス政府招聘給費留学生として渡仏、パリ大学附属美術研究所およびルーヴル学院で西洋近代美術史を学ぶ。東京大学文学部教授、国立西洋美術館長などを歴任。現在、大原美術館長、西洋美術振興財団理事長。専攻は西洋美術史。東京大学名誉教授。パリ第一大学名誉博士。文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

251
著者の高階秀爾が序にいう「歴史的枠組はその意味を失い芸術家たちは拠り所を奪われて何の標識もない原野に投げ出され」た1970年代以降の、いわゆるポストモダンのアート作品が30作。多くは絵画だが、技法は実に様々である。高階は「衝撃」と評し、また時には「たしかな手応えを持つ幻影」などと語るが、素人目にはこれらの作品を前にして戸惑うものが大半である。かろうじて私にわかったような気にさせてくれるのは、安田佐智種[Flying #31] 、呉亜沙[ absence]、池田学[方舟]あたりか。 2024/08/20

Toshi

21
読み友さんの評を見て。 講談社のPR誌「本」の表紙を飾った現代アートを高階秀爾先生が評する作品集。高階先生は、かつて映画評論における淀川長治さんのように(古くてすみません)、どの作品も良いところを見つけ、豊富な形容詞と最大級の賛辞で評している。アーティストの選択もバラエティーに富み、面白い。勿論この本だけで日本の現代アートの現在地がわかる訳でもないのだが、何人か気になるアーティストがいたのでメモをしておこう。やはりアートは実物を見ないとなんとも。2024/10/01

paseri

7
現代アートが好きで、よく展覧会に行きます。ヨコハマトリエンナーレ 、黄金町バザール、瀬戸内国際芸術祭等々。作者が何を表現したいのか?を考えながら鑑賞するのが楽しいです。そこには、作者と鑑賞者との対話が生まれます。ある意味、読書と通ずるものがありますよね。本書は、作品の写真と高階さんの解説が充実していて、読み応えのある一冊でした。 2021/01/05

いっぽ

6
奈良美智・李 禹煥・清川あさみくらいしか見たことないと思う(あるいは見てても覚えてない)。この人たちってそんなに有名なんですか?私の知識がないのか。「わかりやすく」ナビゲートなのかな?現代アートって解説してもらったからってわかるものではない気が…2015/05/17

どっち

4
美術評論家の高階秀爾による現代アート解説。 常人では到底言葉で言い表すことのできないアートから受けた衝撃を、綿密に組み立てられた言葉で表現している。たった1枚の絵でこんだけたくさん文章かけちゃうんだ。脱帽。 2013/08/09

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