スワ氏文集

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062181099
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

何の役にも立ちませんが、命がけで書いてます。草食系作家の時流にあらがう反骨魂、面白すぎる風狂エッセイ!朝日新聞名古屋版連載

時流にあらがう反骨魂、名古屋在住・草食系作家のおもしろすぎる貧乏ヒマなし風狂エッセイ。朝日新聞(名古屋版)で話題の「コラムにあるまじきコラム」が単行本化!
ポッキンジュースをめぐる哲学的考察、昭和懐メロ替え歌合戦、名古屋弁婆さん対決、ギャルギャル百人一首、スワ氏版・枕草子「にくきもの」、エコのエコひいき問題、花粉病の国家的陰謀、食べ方の相違・夫婦間バトル……地元名古屋弁から古文・漢文・落語にギャル語まで、変幻自在な文体で日常を語り尽くす。デビュー作『アサッテの人』で芥川賞を同時受賞した著者による、抱腹絶倒の初エッセイ集!

桑名へ、しぐれを買いに
みんな、寿がきやで育った
近鉄の旅愁を愛する
漢文・蛯原友里礼賛
パノラマカーよ、永遠に
「エコひいき」と偽善
スワ氏版枕草子「にくきもの」
昭和アナログ枯れすすき
断じて恐妻家ではありません
木綿のハンカチーフ・出張篇
孤高の園芸家
「花粉症」という公害
5月病と「サザエさん症候群」
恐るべし、テレサ・テンの力
夏の思い出~ポッキンジュース
廃品回収車を「回収」せよ!
おそるべき肉食女子たち
新年!ギャルギャル百人一首
名鉄社員研修の話  ・・・ほか

【著者紹介】
諏訪哲史(すわ・てつし)
1969年、愛知県名古屋市生まれ。
國學院大学文学部哲学科卒業。
2007年、『アサッテの人』で第50回群像新人文学賞を受賞してデビュー。同作で第137回芥川賞を受賞。ほかの著書に『りすん』『ロンバルディア遠景』(以上、講談社)、『領土』(新潮社)がある。

内容説明

時流にあらがう反骨魂、名古屋在住・草食系作家のおもしろすぎる貧乏ヒマなし風狂エッセイ。朝日新聞(名古屋版)で話題の「コラムにあるまじきコラム」が単行本化!ポッキンジュースをめぐる哲学的考察、昭和懐メロ替え歌合戦、名古屋弁婆さん対決、ギャルギャル百人一首、スワ氏版・枕草子「にくきもの」、エコのエコひいき問題、花粉病の国家的陰謀、食べ方の相違・夫婦間バトル…地元名古屋弁から古文・漢文・落語にギャル語まで、変幻自在な文体で日常を語り尽くす。デビュー作『アサッテの人』で芥川賞を同時受賞した著者による、抱腹絶倒の初エッセイ集!

目次

新舞子の海、はるか
桑名へ、しぐれを買いに
みんな、寿がきやで育った
シジフォスの神話 紀伊長島
ぐーじょーのーなー
やがてかなしき、の美
漢文・蛯原友里礼讃
近鉄の旅愁を愛する
「なんにもない」
「内定」は卑怯者の言葉〔ほか〕

著者等紹介

諏訪哲史[スワテツシ]
1969年、愛知県名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。2007年、『アサッテの人』で第50回群像新人文学賞を受賞してデビュー。同作で第137回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

125
朝日新聞掲載の随筆集。元名鉄勤務。名古屋生まれだが途中仙台などで暮らし小学校5年で名古屋に戻ってきたとのこと。お祭りでの「元気をだして、わっしょい、わっしょい」という掛け声に違和感があるとのこと。最初に自分が知っている目上の人達の声として、小さいころ聞くので親しみが涌く。知らない同世代の人達の声で聞けば、違和感があるのはうなずける。田植え、稲刈りなどがない土地での祭りは、戻ったらお菓子がもらえるからという誘導がなければ「元気」はでない。「お菓子がでるから、わっしょい、わっしょい」と頭で変換するとよいかも。2013/11/28

おいしゃん

77
個人的に大好きな芥川賞作品「アサッテの人」の著者による、新聞に掲載したエッセイ集。予想以上に読みやすく、そして社会に対する論調が過激でビックリ。そして何よりビックリなのは、著者の経歴。もともと鉄道会社でサラリーマンをし、いまは書きつつ、地元の大学で准教授を務めているという。人生何があるかわからないなぁ。2015/02/22

燃えつきた棒

27
朝日新聞の東海版に四年に渡って連載された同名コラムを本にしたもの。 図書館の返却期限の今日、図書館駐車場の車内でようやく読了。 リクエスト本の取置き期限でもあるため、もはや本を返却しなければならないので、今回は泣く泣く引用を断念する。 《時代錯誤な芸術至上主義者》を自認する著者の「芸」の幅と「技」の多彩さが愉しめるエッセイ集。 軽きこと、福永 武彦,中村 真一郎,丸谷 才一『深夜の散歩』の如し。 笑えること、井上ひさし『てんぷくトリオのコント』の如し。2021/09/03

ぐっちー

19
地元民にしか分からない下らないネタから、日本国民全員が自覚すべきマジメな意見まで多岐に渡る内容。文体もいろいろで、遊んであったり挑戦的であったりで飽きさせない。時に哲学者のようであり、また時にはヘンタイであり、過激で痛快な持論の展開は痺れる。でも、結局名鉄ネタが一番好き。2015/07/05

ハルト

7
読了:○ 小説とのギャップにびっくり。こんな方だったんですね。彼の恩師・種村季弘の名前がちょいちょい出ていて、ときめき。2013/11/01

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