「幸せ」を見つける才能―笑ってしまうような出会いを本物の愛に育てた夫婦の物語

小林 昭子【著】

講談社（2012/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 221p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062179836
• NDC分類 289.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

“名傍役”小林すすむの妻昭子さんが、「公開集団見合い」という不思議な出会いから１７年に及ぶ結婚生活、別れを美しい文章で綴る。

神戸に暮らす30歳のキャリア女性の「私」は、ある日、何気なく見ていたテレビの中の男に、突然恋をした。男の名前は、小林すすむ。当時、一世を風靡していた人気お笑いトリオ「ヒップアップ」のメンバーだ。偶然か、運命か、番組の企画する「集団お見合い番組」に出演することになった「私」は、小林と直接対面することになるが……。
　「踊る大捜査線」シリーズなどで“名傍役”として知られ、今年５月に急逝した俳優の小林すすむさん。彼を長年支え続けた妻昭子さんが、夫との不思議な出会いから17年に及ぶ結婚生活、そして別れまでを美しい文章でつづりました。人を愛し、役者という仕事を愛した夫すすむさんと、それをサポートする明るい妻昭子さん。小さな幸せを大切にする２人の日常が、時にコミカルに、時に胸に迫るタッチで描かれます。

【著者紹介】
東京下町生まれ、大阪山の手育ち。夫は俳優の故・小林すすむ氏。木と漆喰、ホーローなど自然素材の一軒家にかわいい雑種犬ライと暮らす。
小林すすむプロフィール
長野県上田市出身。1979年、島崎俊郎・川上泰生とともに、お笑いトリオ・ヒップアップを結成し、人気を博す。1990年代以降は、名脇役としてドラマや映画で活躍。代表作に『花より男子』シリーズ、『踊る大捜査線 』がある。享年58歳。

内容説明

伝説のテレビ・デート番組で出会い、結婚し、著者に幸せになるマジックだけ教えて、彼は逝った―。

目次

第１章　出会い―テレビの中の彼は、確かに、私を呼んだ。（直感；大きなうねり；スイッチ　ほか）
第２章　ふたり暮らし―毎日うれしくてたまらないよ。（元カノ；ご近所の犬；愛のある現場　ほか）
第３章　別れ―またね。楽しかったよ。元気でね。（小さな舟；雪崩；信じられる人　ほか）

著者等紹介

小林昭子［コバヤシアキコ］
東京下町生まれ、大阪山の手育ち。夫は俳優の故・小林すすむ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[Carella87]

故・小林すすむさんとその奥さんであり本書の著者昭子さんとの出会いから別れが一冊に。2010年、あるイベントにサプライズゲストですすむさんが来られた際、客席から駆け足でおなじみのセリフを発しながら壇上に登られたお元気な姿を今でもはっきりと覚えています。なのですすむさんのイメージは元気で明るく誰もを暖かく包み込んで笑いに変えてしまう人です。本書を読んでそのイメージが間違っていなかったことを知りました。いつもいつまでもすすむさんの思い出は笑顔に溢れています。「幸せ」を見つける天才小林すすむさんが大好きです。

2012/12/03

[み～ちゃん]

久しぶりに可愛らしくも一つの心温まる愛の物語を知った感じです。筆者の文章から聡明な女性なんだろうなと。透明感溢れる本の醸し出す雰囲気が素敵です。

2013/09/16