出版社内容情報
日本レアメタル機構の職員・江波と<レアメタル生成症候群>の少女・冴矢。二人が出会うとき、平穏な日常が少しずつ変わり始める……
日本レアメタル機構、通称「コミュニティ・マヒトツ」の職員・江波。<レアメタル生成症候群>と呼ばれる少女たちの管理を行う江波は、少女たちに特別な感情を持たないよう、日々の業務を忠実にこなしている。
一方、14歳で入所したが未だにコミュニティの少女たちとなじむことができない少女・冴矢。自分が死ぬまでの運命が決められていることを知って、自暴自棄になっている。
とある出来事によりお互いを認識するようになった江波と冴矢だったが、この時点では、お互いがお互いにとって重要な存在になることに気づいていなかった。
やがて、コミュニティの一年で最も盛り上がる、体育祭の日が近づいてきたのだが……。
ヒットシリーズ「浜村渚の計算ノート」著者による、最新SF長篇!
【著者紹介】
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。
『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー。中学2年生の数学少女が悪の組織と謎解きで対決するという当該作は突飛な世界観ながらも、ウィットに富んだ構成やキャラクターの作り方が評価され、シリーズ化して人気を博している。
その他の著書に『千葉県立海中高校』『浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト』『浜村渚の計算ノート 3さつめ 浜村渚の水色コンパス』(いずれも講談社Birth)『双月高校、クイズ日和』など。
内容説明
「コミュニティ・マヒトツ」―独立行政法人・日本レアメタル機構の設立とともに造られたこの施設は、“レアメタル生成症候群”の少女たちが暮らす場所。脇腹からジスプロシウムを生成する少女・冴矢は、その境遇と、死ぬまでの運命が決まってしまったことを呪い、半ば自暴自棄な日々を送っていた。一方、施設の職員である中年男の江波は、そんな彼女に、施設で起きたある事件の参考人として、協力を依頼することになる。次第に距離が縮まってゆく二人だったが、やがて、お互いの人生、ひいてはコミュニティすべての命運を左右する大きな決断を迫られることになるのだった―。
著者等紹介
青柳碧人[アオヤギアイト]
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダイ@2019.11.2~一時休止
takaC
まりお
nyanco
アズマ
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