出版社内容情報
誰にでもある、ごくふつうの日の料理の風景を繊細に丁寧に描く小説集。特別な日ではないけれど、それぞれのごはんがごちそうになる。
パスタをこねながら、思い出す恋人のこと。失敗したデートのあとで、家で一緒に食べるアンコウ鍋。なかなか大きくならない我が子のために、ことことと煮る煮豆――。いろいろな日に、ごはんを食べる。一人で、二人で、家族そろって。誰にでもある、ごくふつうの日の料理の風景を繊細に丁寧に切り取ったドラマ。とくべつな日ではないけれど、それぞれのごはんがごちそうになる、人生のある一日を温かな筆致で描く掌編小説集。
伊達巻 豆 花見弁当 オレキエッテ アンコウ鍋 お好み焼き うどん ポトフ ローストチキン ほか
【著者紹介】
はしもと・つむぐ。三重県伊勢市生まれ。1997年に『猫目狩り』で電撃小説大賞金賞を受賞しデビュー。ライトノベルで活躍した後、2006年に『流れ星が消えないうちに』を発表。以降、一般向けの小説を発表している。人と人との繊細な関係や小さな心の動きなどを丁寧な筆致で描き、その優しく温かな物語で読者を惹きつけている。他の作品に、テレビアニメ化、実写映画化もされた『半分の月がのぼる空』、山本周五郎賞候補となった『もうすぐ』などがある。
内容説明
ふっくら、ことこと、こんがり、とろり。悲しい時もせつない時も、ごはんが元気を連れてくる。おいしいものいろいろ詰め合わせ、心がほっこりあたたまる極上お料理小説。
目次
伊達巻
伊勢風雑煮
豆
ごまかしのカルボナーラ
アンコウ鍋
花見弁当
のり弁
うどん
トマト味の煮込み
煮豆
漬け物
ポトフ
オレキエッチ
クロックマダム
お好み焼き
素麺
味噌漬け
ラタトゥユ
ホットコーヒー
団子
ココナッツミルクのカレー
シャンパン
ローストチキン
著者等紹介
橋本紡[ハシモトツムグ]
三重県生まれ。1997年第四回電撃小説大賞金賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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