ゆきの、おと―花嫁の父

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062172738
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

主人公・里志は聾唖の障害を持つ娘・美音と父親の3人暮らし。
美音は、地元の若者との結婚を控えていた。
里志自身も雪子という女性に片思い中。
ある日、その婚約が破綻。
美音は傷心旅行で訪れた東京・浅草で
老舗の船宿の跡継ぎとして船頭をしている
青年・丸と出会う。
丸は耳の聞こえない美音のために手話を覚える。
次第に惹かれあうふたり。
そんなある日、里志が東京の丸のもとを訪ねるが――

内容説明

あなたには命を懸けて守りたい人がいますか?中越地震の中、確かめた家族の絆。美しい自然に恵まれた新潟・山古志と、人情溢れる東京・浅草を舞台に、父と娘、家族、友人たちの「絆」を描く、心温まる感動ヒューマンストーリー。

著者等紹介

井沢満[イザワマン]
NHKドラマ『みちしるべ』で脚本家デビューし、プラハ国際テレビ祭グランプリ他を受賞。以降、受賞作品多数。人気シリーズであった『外科医有森冴子』はその後の医学ものドラマの先鞭をつけ、タイトルに役名を織り込むブームを作り、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろちゃん

14
耳の聞こえない娘と父。最初の結婚話には姑と婚約者にイライラしたけど最後はスッキリしましたね2022/10/02

テリトリーM

5
漫画を試し読みして、続きが気になったので、原作を読んでみたが、やっぱりいろいろ似て非なるもの。でも美音が幸せな結婚する結末は同じだろうな。やっぱり漫画の方が気になる。2020/03/12

とも

4
図書館本 他市からの貸出 美容院で読了。暖かなお話でした。2019/03/30

なかもも

4
最後の「木の語り」は要らないと思ったけれど、ラスト付近の父の想いがあふれる場面には目頭が熱くなった。桜や雪を通し死生観が表現されている。それを根底に、震災を乗り越えて生きる人びとの様々な心情が描かれ、絆の深さ、特に父と娘の─が胸を打つ、あたたかな物語。2013/02/18

Mitsuo Seki

1
とても暖かいお話。 主人公は、美音でも丸でも里志でも紘一郎でも読み手によって異なるような感じ。 音のない世界に生きている美音とその父、父と祖父のそれぞれの絆が後半になるにつれて強く涙を誘う。 なんで美音を嫁に欲しい、と問われて「惚れたことがありますか。惚れた理由を言えますか」と答えた丸。一途な丸の気持ちの現れた一言。このような、愚直だけど心優しい男たちの会話が心を打った。2013/05/20

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