政治の衰退〈上〉フランス革命から民主主義の未来へ

個数:

政治の衰退〈上〉フランス革命から民主主義の未来へ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 23時20分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062171526
  • NDC分類 312
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「国家」と「法」と「民主主義」は、なぜ衰退するのか――フクヤマがひも解く人類史『政治の起源』では、国家、法の支配、政府の説明責任の出現について、アメリカとフランスの革命期までみてきた。これら2つの革命は、制度の3つの分類すべてがある時そろって地球上の特定の場所に出現したことを意味している(すべてを併せたものを自由民主主義と我々は呼ぶ)。
本書では、この3つがダイナミックに作用し合うさまを21世紀初頭までたどっていきたい。もし本書の各章を通じて流れるテーマが1つだけあるとすれば、それは世界中の政治に欠陥があるということである。よくない政府がいかにしてよい政府に転じるかを理解するには、まず双方の歴史的起源を理解するところから始める必要がある。

第1章 政治の発展とは何か
第2章 発展の諸側面
第3章 官僚制
第4章 プロイセン国家建設
第5章 腐敗
第6章 民主主義発祥の地
第7章 イタリアと低信頼の均衡
第8章 パトロネージュと改革
第9章 クライアンテリズムを生み出したアメリカ
第10章 猟官制の終焉
第11章 鉄道、森林、アメリカの国家建設
第12章 国民形成
第13章 良い政府、悪い政府
第14章 ナイジェリア
第15章 地理
第16章 銀、金、砂糖
第17章 吠えなかった犬
第18章 白紙の状態


フランシス・フクヤマ[フランシス フクヤマ]
著・文・その他

会田 弘継[アイダ ヒロツグ]
翻訳

内容説明

「国家」と「法」と「民主主義」は、なぜ衰退するのか―フクヤマがひもとく人類史。

目次

序論 フランス革命期までの政治諸制度の発展
第1部 国家(政治の発展とは何か;発展の諸側面;官僚制;プロイセン国家建設;腐敗 ほか)
第2部 諸外国の制度(ナイジェリア;地理;銀、金、砂糖;吠えなかった犬;白紙の状態)

著者等紹介

フクヤマ,フランシス[フクヤマ,フランシス] [Fukuyama,Francis]
1952年アメリカ・シカゴ生まれ。コーネル大学で古典哲学を学んだ後、ハーバード大学大学院で政治学博士号を取得。ランド研究所を経て、1980年代に米国務省政策企画部で中東・欧州を担当。1989年11月、ベルリンの壁崩壊直前に外交専門誌「ナショナル・インタレスト」に発表した論文「歴史の終わりか?」は大きな波紋を投げかけた。同論文は後に『歴史の終わりと最後の人間』(1992年刊。邦題は『歴史の終わり』)として世界的ベストセラーとなった。スタンフォード大学でシニア・フェローを務める

会田弘継[アイダヒロツグ]
1951年埼玉県生まれ。青山学院大学教授。米誌「The American Interest」編集委員。東京外国語大学英米語学科卒業後、共同通信社に入社。ワシントン支局記者、ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを歴任。日本記者クラブ理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

85
フランシス・フクヤマの「政治の起源」に続く大作の上巻です。下巻はまだ発売されていません。第2部「国家」と第2部「諸外国の制度」の一部までが収められています。どちらかというと第1部は理論的な部分で。歴史的な観点から見直すことによって現在までの状況を分析してどのような政府を理想とするのかを説いています。第2部では諸外国の制度とはいうものの、アフリカや南米を中心に分析しています。2018/10/06

Hiroo Shimoda

6
縁故政治や利益誘導のある政治と無い政治、国により何故違いがあるのか、その原因を歴史を紐解き分析していく。家産化は避けられないとの言及があるが、まさに日米の状況を表している。2019/04/21

yooou

5
これまだ下巻が出てない?なんで?「政治の起源」とあちこち重なってて、どうにも集中力がでない。話がどこに向かっているのかも掴み切れないまま上巻が終了。これで間が開いてからの下巻は推して知るべしな着地になりそうです。2018/10/28

ばぶでん

5
「政治の起源」の続編。能力主義官僚制を有する国家、権力者をも制約する法の支配、民主的説明責任がバランスよく整備されたのが近代自由民主主義。能力官僚制の導入成功の多くは権威主義国家の安全保障を契機とし、民主主義導入が先行すると血縁・互恵的利他主義による腐敗で却って困難化。国家建設には国民アイデンティティの創設が必要で、地理的・歴史的経路にも依存する(経済発展・社会的動員・正当性や正義についての思想も影響)。アフリカは伝統制度が崩壊し、西洋制度の導入に失敗したが、東アジアでは中国由来の能力官僚制が存在。2018/08/20

鹿角

2
読書メーターに感想が四件しか寄せられていないことに遺憾の意を表明する位のオススメ本!人生のベスト本のタイまである。民主制が政治制度のベターケースとした場合、その緒制度の成立順によって上手く行ったりいかなかったりするよ、って話。もう、めちゃくちゃ面白い。ソマリアとか、イタリア南西部とかはなんで上手くいかないの?とか語れるようになる本。絶対読むべき。2019/08/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12909266
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。