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出版社内容情報
人を殺した少年達。彼らの心の闇に迫る! 李珍宇、永山則夫、酒鬼薔薇聖斗……。殺人を犯した少年達の残した「ことば」を精査。「小説」から「物語」へと変遷する、少年犯罪の時代背景に迫る画期的論考!
内容説明
少年たちは、なぜ人を殺したのか?李珍宇、永山則夫、酒鬼薔薇聖斗、光市母子殺害事件犯…。戦後史に残る少年殺人事件、彼らの残した言葉に迫る傑作論考。
目次
李珍宇の「罪と罰」―小松川女高生殺人事件
永山則夫と小説の力―「連続射殺魔」事件
「成長の物語」の終焉―女子高生コンクリート詰め殺人事件
宮崎勤のポストモダン、または「主体」からの逃走―連続幼女誘拐殺人事件
「怪物」の悲しみ―神戸連続児童殺傷事件
復讐する少年たち―佐賀バスジャック事件、岡山金属バット母親殺害事件
「実験」する少年、または理性という凶器―豊川市主婦殺人事件
「実験」する少女、またはメタ・フィクションとしての「私」―静岡母親毒殺未遂事件
「表現」する少年たち、または「ゴシック」―八戸・母弟妹殺害事件、会津若松・母親首切断事件
妄想化する物語、または荒唐無稽ゆえに吾信ず?―光市母子殺害事件他
十一歳の「テロリスト」―佐世保小六女児同級生殺害事件
内面を「晒す」ということ―秋葉原無差別殺傷事件
著者等紹介
井口時男[イグチトキオ]
1953年、新潟県生まれ。東北大学文学部卒。83年、「物語の身体」で群像新人文学賞評論部門受賞。94年、『悪文の初志』(講談社)で平林たい子文学賞受賞、97年、『柳田国男と近代文学』(講談社)で伊藤整文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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