出版社内容情報
85歳、生涯現役の「暮らしのヒント集」 料理研究家として、50年以上も第一線で活躍し続ける、ラブおばさんが本当に伝えたかった、がんばりすぎず、楽しみながらきちんと暮らすための家政学。
内容説明
85歳。生涯現役の「暮らしのヒント集」。がんばらない。楽しみながらきちんと。料理研究家歴51年で本当に伝えたかった家政学。
目次
第1章 「衣」―身だしなみをととのえること(心のしわのばし;心のおきどころ ほか)
第2章 「食」―食べることの力、「健康」―生きる力の源(食べることは生きること;原点の味、オールドファッションドーナツ ほか)
第3章 「住」―心地よい居場所のこと(57年目の台所;水きれがよいふきん ほか)
第4章 「学ぶ」―心の栄養のこと、「遊ぶ」―心を解き放つこと(76歳。パソコン元年;受けない話 恩師の教え ほか)
著者等紹介
城戸崎愛[キドサキアイ]
1925(大正14)年神戸生まれ。東京家政学院卒業。城戸崎家に嫁いでから東京會館クッキングスクールに通い、フランス料理のほか日本料理、中華料理を習う。のちに夫の赴任に伴って渡仏した際にはパリのル・コルドン・ブルーでも料理を習得。1959年に料理研究家としてデビューして以来、85歳の今なおテレビ、書籍、講演など第一線で活躍中。母校、家政学院の客員教授も務める。愛の名にちなんで通称ラブおばさん(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きりぱい
6
86歳!昔、ラブおばさんの何とかだとか料理本を持っていたことがあるけれど、あれからもう何年経つのか・・。「生きるためにはまず食べること」を身上にしてきたからとはいえ、料理研究家で現役活躍という何たるバイタリティ!衰えてくる身体能力を支えるのは、育ちと環境から培われた意識と新しいものを取り入れる柔軟な発想だったりする。昭和4年当時のドーナツレシピを今でも使っていたり(これ試してみたい!)、ヴィクトリア朝のビートン夫人の本まで読んでいるのが面白い。しかもそれは舅からのプレゼントって、舅、何者!2011/07/25
Mimi Ichinohe
3
大正14年生まれ85歳の料理研究家の随筆。生命力に溢れていて、日々を謙虚に誠実に生きているのが伝わってきます。かといってあまり堅苦しくなく、まぁこれでいいでしょう、という自分への甘さがあって、そのゆとりに親近感を持たされます。ワイングラスにラベルシールが貼ってあるのは、それがどこの製品かを知らしめるためや欠けても補充するためなので剥がしてはいけません、というフランスのマナーに触れていて、私はこれが嫌いでいつも剥がしてるけど、旦那のおばあちゃんはちゃんと付けたままだったなぁと懐かしく思い出しました。2016/09/29
からし
2
生活のとらえ方がとても参考になった。ちゃんとしなければいけない。そうでないのは悪いこと。とちょっとしたことでも思ってしまいがちだけど、このぐらいといういいかげんがあって、人生の先輩たちの考えはほんとにありがたいです。2017/05/13
銀杏
0
何だかとてもお若い方。何事も楽しんでいらっしゃる。芯があるって素敵だなぁ。2017/02/10
優しい月
0
NHKの『きょうの料理』でドーナツを作られていたのを拝見し、それが戦前からのレシピでとても美味しそうだった。暮らしを大事にしている大先輩の言葉がしみじみしみた。2012/09/30