出版社内容情報
大英帝国の繁栄はインドへの暴虐、シナの阿片禍で築き上げられた!欧米の歴史観では、決して描かれることのない世界史。
西洋とはわれわれにとって何であり、何であるべきか――。「西洋」は過去の時代には今とは違って、ある種のまがまがしい世界に見えていたはずです。栄光ある大英帝国の影に、日本にも大きな影響を与えたアヘン戦争の実態や200年に及ぶ中国支配、インドを破壊しつくしたイギリスの悪辣な植民地政策があると認識していた。
GHQ焚書によって、現代日本人の歴史観から消し去られた真実を掘り起こす、好評シリーズ。
【著者紹介】
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。著書に『ニーチェ』『国民の歴史』『国家と謝罪』『江戸のダイナミズム』等多数。平成23年より『西尾幹二全集』(国書刊行会)の刊行始まる。
内容説明
大英帝国の繁栄はインドへの暴虐、シナの阿片禍で築き上げられた。欧米の歴史観では決して描かれることのない世界史。
目次
明治以来の欧米観を考え直す
イギリスのインド劫略の原点
二百年に及ぶイギリスのシナ支配
アヘン戦争の真相
アヘン戦争の後始末にあえぐ無残なる老廃国
騙し討ちでシナの骨肉を斬る冷酷無比な大英帝国
一九一九年のインド・アムリトサルの虐殺―中村屋のボース『インドの叫び』より
イギリスのインド統治史は約束破棄と不信の歴史
支配者イギリス人の奸智・冷血・策謀・民心操縦
インド人の描いた新鮮な日英関係史
ポルトガルの「海の鎖」と大英帝国をつくった海賊の話
シンガポールに着眼したイギリスの地政学的先見の明
ビルマ独立戦争と日本軍の大義―溝口郁夫
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒、同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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