GHQ焚書図書開封〈10〉地球侵略の主役イギリス

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GHQ焚書図書開封〈10〉地球侵略の主役イギリス

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  • サイズ B6判/ページ数 405,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198638528
  • NDC分類 023.8
  • Cコード C0021

出版社内容情報

大英帝国の繁栄はインドへの暴虐、シナの阿片禍で築き上げられた!欧米の歴史観では、決して描かれることのない世界史。

西洋とはわれわれにとって何であり、何であるべきか――。「西洋」は過去の時代には今とは違って、ある種のまがまがしい世界に見えていたはずです。栄光ある大英帝国の影に、日本にも大きな影響を与えたアヘン戦争の実態や200年に及ぶ中国支配、インドを破壊しつくしたイギリスの悪辣な植民地政策があると認識していた。
GHQ焚書によって、現代日本人の歴史観から消し去られた真実を掘り起こす、好評シリーズ。

【著者紹介】
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。著書に『ニーチェ』『国民の歴史』『国家と謝罪』『江戸のダイナミズム』等多数。平成23年より『西尾幹二全集』(国書刊行会)の刊行始まる。

内容説明

大英帝国の繁栄はインドへの暴虐、シナの阿片禍で築き上げられた。欧米の歴史観では決して描かれることのない世界史。

目次

明治以来の欧米観を考え直す
イギリスのインド劫略の原点
二百年に及ぶイギリスのシナ支配
アヘン戦争の真相
アヘン戦争の後始末にあえぐ無残なる老廃国
騙し討ちでシナの骨肉を斬る冷酷無比な大英帝国
一九一九年のインド・アムリトサルの虐殺―中村屋のボース『インドの叫び』より
イギリスのインド統治史は約束破棄と不信の歴史
支配者イギリス人の奸智・冷血・策謀・民心操縦
インド人の描いた新鮮な日英関係史
ポルトガルの「海の鎖」と大英帝国をつくった海賊の話
シンガポールに着眼したイギリスの地政学的先見の明
ビルマ独立戦争と日本軍の大義―溝口郁夫

著者等紹介

西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒、同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

6
西尾先生の「GHQ焚書図書開封」、なぜかやっと1冊目。焚書が戦意高揚のために書かれたものだから、バイアスがかかり過ぎて余り参考にならないという先入観が強すぎたかも。しかし、初めての本としてはとてもいい本を選んだ。いかに歴史を知らないか痛感させられる書だ。欧州、特に英国の好戦性、残虐性、欺瞞性が余すところなく描かれる。それにしては全く今もって追及されていないのは「狡さ」の極みなんだろう。インドでのヒトラーに匹敵する戦争犯罪が描かれている。日本だけが責められていること自体が白人の謀略か。歴史修正は必要だ。2016/01/18

軍縮地球市民shinshin

6
イギリスが如何に中国、インドを侵略したのか。戦前や戦中に刊行され、戦後GHQによって没収された図書にはその経緯が如実に書かれているのもが多い。そして戦前は地政学という視点からイギリスのアジア侵略を分析した優れた本も存在していたことが本書で明らかにされている。戦後はこういった視点を奪われてしまい、それが今日までずっと続いている。戦後は日本人は自国と特定の外国のことしか目に入らなくなったのか、広い視点に立っての分析が為されていないように思う。戦前の方がむしろ出来ていたということだろう。2015/04/01

田山河雄

1
冒頭の表題が示すように地球侵略の主役は何といってもイギリスだ 改めてそう言われるとなるほどと思う しかも昔のことだからと徳政令の如く寛容に考える脳内インプットも、流石に焚書的戦後教育のなせる業か。インド却略の先にシナ支配があると言う しかも貿易上の利益を目先の目的に侵略したことからいずれも関税自主権を奪うことから始め、治外法権やその果てに植民地化という政治的経済的権能を奪う処置に至っている 我らの先祖・先達はこれをどう見ていたのか 昭和前期の本が一部ではあるが復刻出版されている例もあるらしい 読む時期かな2017/06/01

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