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出版社内容情報
1920年代に現れた都市型知的労働者とは20世紀モダンライフを担い謳歌したのは新しい型の労働者だった。通勤電車・デスク仕事・昼食・情報処理など、効率化を宿命づけられたオフィス事情を読み解く。
内容説明
二〇世紀初期、人類史上に初めて「サラリーマン」が生まれた。新発明の執務機器や最先端の通信機械によって高速化・効率化される職場。昼食までもが時間管理される都市型労働者の原型を活写。
目次
第1章 通勤電車に乗る(愚者につける薬はない;無理算段の「首吊り」;舶来品と国産品;まともなイデオロギー;奇妙な三人組;ラッシュアワーの方程式;有無を言わせない扉;へんな間のわるさ;御茶ノ水ピラミッド)
第2章 午前の勤務につく(時是金の世界;ロチェスター式時間記録装置;グッバイ、ボーイズ!;死にかけた野心の象徴;どうだい、忙しいかね;見積書はどこへ)
第3章 仕事に追っかけられる(三越女店員の霊験;サラリーマン懶情の説;ベルトコンベヤー給仕装置;当世世間胸算用;電送写真を送る;ジーメンス・ハルスケ社製テレフンケン・カロルス;寺田寅彦ろファクシミリ;国産NEC初号あらわる;最新モードは電波に乗って)
第4章 やっと一日の仕事が終わる(マイクロフィルムがやってくる;図書館からオフィスへ;小さな巨人;招霊妖術師のトリック)
著者等紹介
原克[ハラカツミ]
早稲田大学教授。1954年生まれ。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程中退。1985~87年、ボーフム・ルール大学客員研究員。2001~02年、ベルリン・フンボルト大学客員研究員。専門は表象文化論、ドイツ文学。19~20世紀の科学技術に関する表象分析を通じて、近代人の精神史、未来を志向する大衆の文化誌を考察・展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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