物語日本推理小説史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062166218
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

文士は探偵がお好き!
推理小説を論じない日本文学史などありえない。涙香から乱歩、清張を経て21世紀まで。登場する面々、作品は豪華絢爛。
「謎」をめぐる明晰な通史【年表つき】

<本書の内容>
吾輩は探偵である
楊牙児(ヨンゲル)は古本屋で甦る
名探偵の元祖は名奉行
「東洋のルコック」登場
誰が花園を荒らしたか
涙香調と思軒調の間
文豪たちの探偵小説
快楽亭ブラックの快楽
シャーロック・ホームズの来日
押川春浪と冒険小説の時代
呉田博士のくれたもの
ルパンとジゴマ
中興の祖、谷崎潤一郎
佐藤春夫の憂鬱
江戸のホームズ見参
乱歩登場
乱歩変身
本格って何?
「ぷろふいる」の時代
探偵小説芸術論争
3人の評論家
「推理小説」の誕生
清張の時代
昭和から平成へ

郷原 宏[ゴウハラ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

推理小説を論じない日本文学史などありえない。涙香から乱歩、清張を経て21世紀まで。登場する面々、作品は豪華絢爛。「謎」をめぐる明晰な通史【年表つき】。

目次

吾輩は探偵である
楊牙児は古本屋で甦る
名探偵の元祖は名奉行
「東洋のルコック」登場
誰が花園を荒らしたか
涙香調と思軒調の間
文豪たちの探偵小説
快楽亭ブラックの快楽
シャーロック・ホームズの来日
押川春浪と冒険小説の時代
呉田博士のくれたもの
ルパンとジゴマ
中興の祖、谷崎潤一郎
佐藤春夫の憂鬱
江戸のホームズ見参
乱歩登場
乱歩変身
本格って何?
「ぷろふいる」の時代
探偵小説芸術論争
三人の評論家
「推理小説」の誕生
清張の時代
昭和から平成へ

著者等紹介

郷原宏[ゴウハラヒロシ]
1942年島根県生まれ。詩人、文芸評論家。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社会部、週刊読売編集部などに勤務。1974年、詩集『カナンまで』でH氏賞受賞。1983年、評論『詩人の妻―高村智恵子ノート』でサントリー学芸賞受賞。2006年、『松本清張事典決定版』(角川学芸出版)で日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞。松本清張の研究をはじめ、国内外のミステリー評論を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Genei-John

4
ポスト清張時代から『幻影城』が省略されている。笠井潔なら『幻影城』に記述を費やすところだろうが、史観はひとそれぞれでも、新本格に立ち位置を置かないとそんなものかもしれない。2015/06/19

つまみ食い

2
漱石から北村薫までの時代における探偵・推理小説について、主に文学より低く見られる読み物としてスタートしアイデンティティのため闘争をいかに繰り広げてきたかを鮮やかに叙述。特に最初に論じられた「反探偵」を明言していた漱石の探偵性をめぐる議論が興味深かった2022/07/27

kokada_jnet

1
伊藤整「日本文壇史」の探偵小説版ということで構想された本だそうだが、「日本文壇史」のような濃厚さはない。明治~戦前の探偵小説史の最新の研究成果をうまくまとめてはいる。「探偵小説芸術論争」の章で、木々高太郎の「探偵小説芸術論」が論理的に破綻しているとしているのも、納得。2011/01/23

あんすこむたん

0
「推理小説史」というにはやや戦前により過ぎているようにも思える。ただし、そこで得られる知識は深いものがある。2015/11/26

メーテル/草津仁秋斗

0
日本の推理小説の歴史が、発祥から平成まで、詳らかに記されている。意外な文豪がミステリーを書いていて、ついつい読みたくなってしまう。2015/10/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1593333
  • ご注意事項

最近チェックした商品