創価学会―もうひとつのニッポン

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062164108
  • NDC分類 188.98
  • Cコード C0036

出版社内容情報

発足80周年!
新聞、テレビ、教科書にも出ていない大宗教教団の「権力」と「教義」

長年の疑問が解消
創価学会では、東京を中心とした首都圏と関西圏とでは対抗関係にあり、両者は競い合うように組織拡大につとめてきたが、池田氏に対する温度差がどこから生まれてくるのか、私は矢野氏の話を聞いてはじめて納得することができた。あるいは、言論出版妨害事件の後処理のことや、矢野氏が長い間コンビを組んでいた竹入義勝氏が日本と中国の国交回復においていかなる役割を果たしたのか、……私が長年創価学会と公明党を研究するなかで感じてきた疑問のいくつかが解消されたことは間違いのない事実である。――<島田裕巳氏「まえがき」より>

島田 裕巳[シマダ ヒロミ]
著・文・その他

矢野 絢也[ヤノ ジュンヤ]
著・文・その他

内容説明

新聞、テレビ、教科書にも出ていない大宗教教団の「権力」と「教義」。

目次

第1章 創価学会はどのようにして巨大組織になったのか(カリスマ性が消えた池田名誉会長;創価学会入信の儀式と教義の魅力 ほか)
第2章 国家権力奪取構想が破綻したとき(創価学会はなぜ政治に関心をもつのか;国立戒壇―日蓮正宗を「国教」にする ほか)
第3章 これが創価学会・公明党の根本的ジレンマだ(創価学会・公明党から見た戦後日本;日中国交正常化の内幕 ほか)
第4章 巨大組織創価学会はなぜ分裂・衰退しないのか(信教の自由と政教分離;国税調査と宗教法人の非課税 ほか)
第5章 ポスト池田時代の創価学会・公明党はどうなる(与党入りした公明党―非自民細川政権から自公連立へ;自公選挙協力システムの完成 ほか)

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員

矢野絢也[ヤノジュンヤ]
1932年、大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。大阪府議会議員を経て、1967年衆議院議員に当選、直後に公明党書記長に就任する。1986年には第四代公明党委員長に就任。現在、政治評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高木正雄

2
二人の著書で既出の部分も多いがかなり面白かった。宗門との対立や教学の問題、ポスト池田など幅広い事柄が話題になっている2024/07/22

yumiusa

2
【購入】2015/11/10

Kaori Sato

0
宗教学者の島田裕巳先生と、元学会員・元公明党委員長の矢野絢也さんの対談形式の本。創価学会と公明党の歴史を知るには良い内容だった。しかし2010年のものなので、ちょっと古い。安倍政権になってからの公明党は絶対以前と違うはずだし。でも創価学会関連の書籍って、バイアスかかり過ぎて、そうでないのを探すのだけで一苦労なんだよねて。2016/05/23

橘 劫

0
創価学会がなぜこうなってしまったのかについてきめ細かい説明がされています。それは悪か善かといった二元論ではなく、評価すべき点は評価し、批判すべき点は批判するといった内容です。思想の源流についても紹介があり、かなり分かりやすい本だと思います。2011/06/16

かとたか

0
元学会員と宗教学者の対談なので、かなり信憑性が高い。内側の人と、学者の見方がそれぞれあって、とても興味深く読めました。2020/05/17

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