NHK出版新書<br> 昭和20年8月15日―文化人たちは玉音放送をどう聞いたか

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NHK出版新書
昭和20年8月15日―文化人たちは玉音放送をどう聞いたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140887448
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0295

出版社内容情報

これは、もう一つの「日本のいちばん長い日」だ。

あの日、51歳の徳川夢声は、天皇の声に「肉体的感動」を覚えて打ち震えた。
あの日、36歳の太宰治は、玉音放送を聞いて「ばかばかしい」と繰り返した。
あの日、27歳の高峰三枝子は、米兵に襲われはしないかと不安を抱いていた。
あの日、13歳の大島渚は、黙ったまま友人と将棋を指し続けた。
作家、映画監督、俳優、音楽家、歌舞伎役者、マンガ家……総勢130人超の敗戦体験を、膨大な資料にもとづいて再現する意欲作。鋭敏すぎるほどの感性を持ち合わせた者たちは、「あの日」をどう生きたのか。政治家や軍人ではなく文化人たちから描く、もう一つの「日本のいちばん長い日」。

内容説明

総勢135人の敗戦体験を膨大な資料に基づいて描き出す、もうひとつの「日本のいちばん長い日」

目次

序章 玉音放送
第一部 今日も明日もペンをとる(若者たち;文豪たち)
第二部 国敗れて、映画あり(東宝;松竹;大映)
第三部 それぞれの幕間(演劇・音楽;新劇;歌舞伎)
第四部 遅れてきた少年たち(未来の音楽家、映画人たち;未来のマンガ家たち;未来の作家たち)

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
1960年生まれ。作家、編集者。早稲田大学第二文学部卒業。出版社アルファベータ代表取締役編集長(~2014年)として、音楽家や文学者の評伝などを編集・発行。自らもクラシック音楽、歌舞伎、映画、マンガ、野球など多様な分野で旺盛な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kokada_jnet

77
文化人や、後に文化人になる人たちが、8/15の玉音放送をどう聞いたかを紹介する、好企画。歌舞伎俳優の章があるのが、この筆者ならでは。探偵作家は乱歩、正史、海野十三だが。乱歩・正史はこれから探偵小説が書けると喜んでいるのに。戦争に協力する作品を書き続けた十三は「家族全員、自決しかない」と思いつめている。星、小松、筒井と、のちのSF作家を入れてくれたのはありがたいが。その後、小松が執筆する処女作「地には平和を」が、15歳の少年が本土決戦に参加するパラレル・ワールドを描く作品であったことを紹介してほしかった。2025/07/09

ぐうぐう

32
玉音放送を聞いた文化人の言葉を集めた中川右介の『昭和20年8月15日』だが、同じスタイルで三島由紀夫自決に対しての文化人の言葉を集めた『昭和45年11月25日』がすでにあり、続編的(時系列で言えば本書が先なのだが)な意味合いを意識してか、まずは敗戦に接した三島の言葉から紹介を始める。あたりまえの話だが、玉音放送を聞いての受け止め方は、推理小説を書ける喜びに「さあ、これからだ!」と叫んだ横溝正史、「ただただ泣けて仕方なかった」と呟く志村喬、「ばかばかしい」と繰り返した太宰治など、(つづく)2025/06/18

おかむら

26
中川さんの昭和日付シリーズ第2弾(前作は三島由紀夫自決の日←コレ面白いよ)。戦前戦後の文化人が終戦の玉音放送をいつどこで聞いたのかをあらゆる文献を渉猟して調べまくる!玉音放送といえばあの「耐え難きを耐え忍び難きを忍び」フレーズを直立不動で滂沱の涙な人々的なイメージを思い浮かべるけど、実際はなんかよく聞こえなかった、何言ってるかわからなかった人多数。あと殆どの日本人が天皇の生声を初めて聞いた訳ですが、思ってたんと違うと感じた人も多数。同じ体験でも千差万別なのがとっても面白かった!まあ人によっては退屈かも…2025/07/23

どら猫さとっち

11
今から80年前の8月15日の正午。終戦の詔書を読み上げた玉音放送が発したとき、どう聞いて感じたか。文豪から俳優、歌手、クリエイターなど、主に文化人を描いた「日本のいちばん長い日」。朝ドラのモデルになった人や、誰もが知っている有名人が、この日について感じたことに、こんなふうに受け止めたのか。絶望と希望が交差し、敗戦の苦しみと新たな時代の息吹を予感させるあの日。すべてはここから始まったのだ。2025/08/21

そうたそ

7
★★☆☆☆ 作家、映画監督、歌舞伎役者、俳優、漫画家等々。文化人たちは、玉音放送が流れた当時、それに何を思いどう聞いたのか。膨大な資料からひもとく一冊。これだけの量を調べあげることは相当な労力が必要だったことは伺えるし、現に巻末の参考文献の量がそれを物語っている。ただこれだけの数となると、ひとつひとつに割けるエピソードは少なくなってくるし、エピソードも羅列的になる。個人的には興味深く読む、というところにまでは至らなかった。2025/08/06

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