出版社内容情報
初めて明かされる真実──「目から鱗」の感動長編!
読むと元気になる、やっぱり日本経済は世界最強だ!
内容説明
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ破綻。世界中を襲った百年に一度の金融危機。激震が走るメガバンク・東西銀行の行員たちもまた、会社のため、顧客のため、日本のため、家族のために駆け回りつづけた―。緻密で徹底的な取材をもとに「あの瞬間」からの日本経済を重層的かつ多角的に浮かび上がらせた、傑作経済小説誕生。
著者等紹介
江波戸哲夫[エバトテツオ]
1946年東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、銀行に勤務。その後、編集者を経て1983年より本格的に作家活動に入る。小説、ノンフィクションの両分野で、政治・経済の最新の状況を独自の視点で描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
22
『あの悪夢(リーマン・ショック)を駆け抜けた金融戦士たちの闘いの全て』『乗り越えられたのは、「逆境の美学」と「誇り」があったから』等。ジャケ買いならぬ腰巻買い。著者の経歴も似ているので、第二の『下町ロケット』か?と期待し、併読本を全て積み直し、一本集読体勢で臨む。非常に読み易く、取って付けた様な悪人も出て来ず、読中読後感は悪くない。但、あの感動をもう一度!と言う訳には行かなかった。やっぱり日本人にはモノ作りへの郷愁があるのかもしれない。池井戸はその辺までお見通しで、最近メーカーモノを書いているのだろうか。2012/04/26
スプリント
9
実在する法人や人物や出来事とうまくフィクションの世界が組み合わさっていて面白かった。2023/05/27
hiyu
8
若干昔の話。それでも随分過去のように思えるが。池井戸氏のような展開とまではいかないが、本書の中にあるようにギリギリの中での選択や、逆転は有り得ると妙に納得。結末はあっけない感じはやはりそうか。2019/05/29
ニャニャニャニャ
3
すらすら読めた。バンカー。大変な世界だね。財務諸表読めるようになる!といいつつヽ(´o`;あぁもう。「寿ぐ」「いつもそうだ、どんな案件もまっすぐに解決まで平坦な道ができていることはない。必ずもう無理かもしれないという障害に出くわす。そこであきらめなければ、あきらめないでいいだけの感触が残っていて戦い続けることができれば、必ず奇跡的な抜け道が見つかる。」「まぁ、彼らも世論に乗っかるしかないってことだ。おれの友達のキャリアなんか、何をやっても世間から叩かれるってぼやいている。俺たちの方がまだましだよ。」2015/05/14
チャオ
3
テンポよく読めた。あくの強い悪人が出てこない。 銀行の役割って、なんだろう。2011/06/20
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