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日本動画興亡史 小説手塚学校〈1〉テレビアニメ誕生

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  • サイズ B40判/ページ数 365p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062155557
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

毎週30分のアニメーション番組をつくるなど、絶対に不可能だ―昭和38年、日本中の子供たちを夢中にさせたテレビアニメ『鉄腕アトム』放映。その裏側で、大人たちは不可能を可能にするべく、生命を削っていた。一人の天才の「夢」を、産業という「現実」に結実させた人々を鮮烈に描いた書き下ろし大作。

著者等紹介

皆河有伽[ミナカワユカ]
小説家。少女小説家として1987年、講談社X文庫ティーンズハートより『ぱらどっくすティー・パーティー』を上梓。以後、ライトノベル、ノベライゼーションを中心に評論、マンガ原作、企画など、多彩な活動を行い、著書は70冊を超える。アニメフィルムコミックの制作を手懸けるなど、DTPにも深い造詣を持つ。近年は3DCGを用いた映像制作も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

34
すこぶる面白い! 長らく積読していたのを後悔したほどだ(奥付けを見れば、2009年6月刊行とあるので、16年間も積んでたことになる。笑)。「漫画は本妻、アニメは愛人」と例えた手塚治虫がアニメーションに関わっていくところから、日本初となる毎週30分のTVアニメ『鉄腕アトム』の放映までの奮闘をこの第1巻では描いている。しかし、手塚治虫を主人公としているというよりかは、手塚を中心とした虫プロ社員達にスポットを当てた群像劇というほうが正しい(タイトルの由来は当然『小説吉田学校』なのだが、(つづく)2025/04/10

東岳

0
小説の技法を駆使したドキュメント。 1巻は「アトム」が制作されるまでの日本アニメ草創期をめぐる群像劇です。手塚先生本人のみではなく、「手塚学校」に集って来た人々一人一人に密着した作品というのは、他にはちょっと見当たらないのではないでしょうか。 手塚ファン、アニメファンなら絶対に(勿論そうでない方も!)一度は手にとってみて欲しい作品です。 詳細はこちらをご参照ください。 http://ch.nicovideo.jp/asumaomi/blomaga/ar450580

富士さん

0
TVアニメの始まりを跡付けるノンフィクション。ヒドイ、ほんとにヒドイ!こんな本が出てしまったら、以後のアニメ研究は本書が使った資料に全部目を通してからでないと研究などとは呼べなくなってしまうではないですか!!なんと残酷な!!今、集められるだけの資料を集めてまとめられた超力作で、正直新しい発見というものはそんなにはないですが、スタジオ研究、作品研究はこうあって一人前だというひとつの理想形を示してくれるものであると思います。それにしても、ここまで挙証責任に誠実なものを小説と言うなら、論文ってなんですか?2015/05/21

てふてふ

0
ブラックジャック創作秘話がドラマ化されるということだけど、こちらは手塚漫画班が表なら、裏の手塚アニメ班のストーリー。こちらも壮絶そのもの。第二シーズンとしてドラマ化して欲しい。2011/03/26

kujira

0
「日本アニメの功罪双方を持つ者・手塚治虫」っていうのは良く聞くけれど、それを実際に見ていくと、うわぁ……という声しか出て来ない。……しかし、これは小説で読むよりドラマなりドキュメンタリーなりで見たかった!2009/12/01

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