ソクラテスと朝食を―日常生活を哲学する

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062153850
  • NDC分類 104
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「ソフィーの世界」の再来を予感させる話題の書! ジャック・デリダをして「俊逸!」と言わしめた注目の星による哲学入門。

「ソフィーの世界」の再来を予感させる話題の書!
起床から洗面などの準備、通勤、職場、病院の予約、両親との昼食、サボり、ショッピング、休日の予約、ジム通い、カウンセリングを受ける、テレビを視る、夕食をとる、パーティに参加する、パートナーとの口論、セックス、就寝……日々の生活でわたしたちがなす行為を、哲学的に読み解いてみるとこうなった!
ロラン・バルト、ジャック・デリダ、ニーチェ、レビ・ストロース,ベーコン、カール・シュミット、ボーボワール、モンテーニュ、プラトー、ユング、フロイト……などなどを引き合いに、日々の生活の哲学的意味を解き明かす哲学入門。

はじめに
1 目覚める Waking up 9
2 身支度をする Getting ready
3 通勤する Travelling to work
4 仕事をする Being at work
5 医者にかかる Going to the docotr
6 両親と昼を食べる Having lunch with your parents
7 サボる Bunking off
8 ショッピング Shopping
9 休暇の予約をする Booking a holiday
10 ジムに行く Going to the gym
11 風呂に入る Taking a bath
12 本を読む Reading a book
13 テレビを見る Watching TV
14 夕食を作って食べる Cooking and eating dinner
15 パーティに行く Going to a arty
16 同居人と喧嘩する Arguing with your partner
17 セックスをする Having sex
18 眠って、夢を見る Falling asleep and dreaming

【著者紹介】
成績優秀な学生にのみ与えられる特別奨学金を受け10年間にわたりオックスフォード大学で学究生活を送った後、経営コンサルタントとして10年以上の実績を積んできた。象牙の塔から現実社会まで、錯綜する物事を簡潔に描写する技術がある。
哲学、文学、精神分析などに関する学術論文多数。英国、フランス、ノルウェー、米国などの大学の教壇に立ち、ジャック・デリダをして「俊逸!」と言わしめた注目の星。

目次

目覚める
身支度をする
通勤する
仕事をする
医者にかかる
両親と昼食を食べる
サボる
ショッピング
休暇の予約をする
スポーツジムに行く
風呂に入る
本を読む
テレビを見る
夕食を作って食べる
パーティに行く
同居人と喧嘩する
セックスをする
眠って、夢を見る

著者等紹介

スミス,ロバート・ロウランド[スミス,ロバートロウランド][Smith,Robert Rowland]
成績優秀な学生にのみ与えられる特別奨学金を受け10年間にわたりオックスフォード大学で学究生活を送った後、経営コンサルタントとして10年以上の実績を積んできた。象牙の塔から現実社会まで、錯綜する物事を簡潔に描写する技術には定評がある。哲学、文学、精神分析などに関する学術論文多数。英国、フランス、ノルウェー、米国などの大学の教壇に立ち、ジャック・デリダをして「俊逸!」と言わしめた注目の星

鈴木晶[スズキショウ]
1952年東京生まれ。東京大学文学部卒。現在、法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふ~@豆板醤

35
3。疲れてる時読んだのもあってあまり記憶に残らなかった..(^_^;)日常生活の様々な場面で哲学しちゃうエッセイ。哲学者達の考え方を引用しての考察は面白いけど、それに食らいついていく元気のある時に読むべきだった。。また気が向いたら再読するかも。「君はなぜ今みたいな生活をしているのかね」2017/09/11

いろは

20
人間の1日の生活の詳細を噛み砕きながら、チラチラ哲学者が出てくるという作品。この作品で素晴らしいのは、哲学だけではなく、知識の含有量が多いこと。様々な言葉の意味が述べられていて、哲学初心者はもちろん、普段から哲学に親しんでいる人でも楽しめるような作品。そしてもう1つ。哲学の本来の目的は、「考えること」であるが、私はこの作品で初めてそれを意識できた。哲学といえば、固くて難しくて読みにくいイメージだけど、この作品は面白く感じたし、とてもオススメの良書だと思う。普段は見えない日常が見えてくる。そんな作品だった。2017/10/23

スパイク

15
う~ん、なんだかな。日々の生活の哲学的意味なんて知らんでよろし。飯食ったり仕事したりセックスしたりする意味を知っていようが知るまいが関係なく、しないと生きてけないよ。日々の生活なんてのはカントのようにルーティーン化してうっちゃっておけばいい。そのうえ、この本他の有名どころは登場するが題名にでてるソクラテスとは食事する場面もないじゃあーりませんか。どうせならソクラテスなんかよりヘップバーンと朝食一緒にするほうが100倍人生を深く味わえるような気がする。もちろんヘップバーンと哲学なんか語ったりはしませんが。2015/06/23

ichiro-k

15
哲学ではなく心理・精神分析の類。 しかも、誰があー言ったこー言ったと著者自身の思いや考えはなく、小賢しさが鼻に付き読了に苦労する駄本。 経歴に経営コンサルタントを生業にしていたと知り内容の薄さに納得。 ジャックデリダに「秀逸!」といわしめたらしいが、私に言わせれば「臭逸」な人物。2013/01/25

ito

11
日常生活のある場面について、哲学的に説明してくれました。自分本位に考えている事象も、偉大な思想を用いて客観的な説明がなされると別の視点で捉えられます。確かに思想的な知識が前提で書かれているので、理解できない部分もあります。それでも、新たな視点をいくつも指摘してされ、マンネリ化した日常を新鮮な気分で捉えなおす機会となりました。著者の博識さに圧倒されっぱなしで、自分の勉強不足を痛感しました。2012/12/08

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