内容説明
伝説の探偵小説専門誌「幻影城」30年ぶり再結成!泡坂妻夫・栗本薫・竹本健治・田中芳樹・連城三紀彦、ミステリ界を震撼させる驚愕の特別書き下ろし作品。
目次
1 復活版「幻影城」
2 目で見る探偵小説専門誌「幻影城」
3 「幻影城」回顧
4 「幻影城」へのオマージュ
5 「幻影城」論考
6 「幻影城」書誌
著者等紹介
本多正一[ホンダショウイチ]
1964年、栃木県宇都宮市出身。青山学院大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
62
本多正一編。垂野創一郎氏のエディション・プヒプヒから2006年に刊行したものに、書下ろし作品を加えて2008年に講談社から刊行。連城、田中芳、栗本、泡坂、田中文、友成、竹本の書下ろし新作。『幻影城』の創刊号の特集が「日本のSF」であったため、ミステリマニアの方々は失望したとのこと。また、栗本は癌で闘病の中の寄稿だが。『幻影城』掲載の「幻影の党派」は、活動初期の彼女の定番の「物語主義」の評論であって、時代の産物であり再読に耐えない。2025/06/22
tomo*tin
3
完全版の文字に偽りなし。質も量も物凄いボリュームです。特別書き下ろしのラインナップも豪華絢爛で、挿画も素晴らしい。しかし、なんかもうここまでいくと「ミステリ好き」というより「ミステリマニア」のための一冊なんじゃないかという気がする。特に竹本マニアには堪らないのでは。個人的には堊城白人の『蒼月宮殺人事件』を読めたことが一番の収穫でした。ずっと読みたかったので。あとは多数の作家による回顧やオマージュも大変興味深く面白かったです。2009/01/16
まっつー(たまさか)
2
宿題を取りに行く。2024/02/25
いちはじめ
1
これはまさに永久保存版。1970年代後半に刊行された探偵小説専門誌「幻影城」の編集長、島崎博へのインタビュー、そして「幻影城」の書誌だけでも手元に置く価値があると思う。その他、豪華な執筆陣は、あの雑誌がいかに凄かったかの証明でもあろう。復活版「幻影城」と銘打って、「幻影城」出身作家、連城三紀彦、田中芳樹、栗本薫、泡坂妻夫、田中文雄、友成純一、竹本健治の新作小説が読めるだけでも眩暈がしそう。まあ、実のところ、その小説の出来は、どれも全盛時には及ばないようなのが少し哀しかったけどね。2009/01/03
kanamori
0
☆☆☆★2012/02/06
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