出版社内容情報
判型:四六判
頁数:232p
造本・体裁:上製・厚表紙・カバー
増田明美のマラソン小説、いよいよ完結!
オリンピックの舞台に立てるのはだれか?! 陸上をはじめたあの日から始まったオリンピックまでのひとすじの道。経験者にしか書けないマラソン小説・完結編。
内容説明
オリンピックへの道、そのすべてがここにある!2時間20分というレースのために、積み重ねられた時間は、10年以上。経験者ならではの渾身のリアリティで描きだす、迫真マラソン小説。
著者等紹介
増田明美[マスダアケミ]
スポーツジャーナリスト。1964年、千葉県生まれ。成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立する。1984年のロス五輪に出場。1992年に引退するまでの十三年間に日本最高記録十二回、世界最高記録二回更新という記録を残す。現在はスポーツジャーナリストとして執筆活動・マラソン中継の解説に携わるほか、講演、イベント、TV・ラジオ番組の出演など多方面で活動中。大阪芸術大学教授、文部科学省中央教育審議会委員、厚生労働省健康大使なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
53
3巻とも1ℓの涙。レビューはしてないけど、ランニングに関する書籍はもう読み尽くした感がある。食事、運動、睡眠、疲労と呼吸の科学まで。自分なりのブレない方法を日々の実験をもって、確立できた。でも、一番の特効薬になったのは、昔、増田明美解説お姉さんから直接頂いた賞状と一緒に渡してくれた色紙の小説にも何回も出てくる「一歩一歩」の言葉の大切さ。すごく心に沁みた。(↓続く) 2024/11/13
テクパパザンビア
18
面白かった。まさしくカゼヲキル勢いで三巻読みました。増田明美さんの声が聞こえるくる感じがした。女子マラソン頑張って応援します。2019/07/26
B.W.
13
主人公美岬の10年。う〜ん・・・残念。もっと細部を丁寧に描いてくれれば・・大作になる要素はたくさんあったはず。そこはやはり著者の力量ですかね。まあ〜著者にそこまで求めるのは酷かな?2011/11/11
Totchang
10
蔵書再読第八弾、増田明美さんのカゼヲキル3巻シリーズから最終巻です。実業団で長い準備の期間を過ごし、美岬はロンドンオリンピックマラソンコースのスタートラインについていました。増田さんにしか書けなかった女子マラソン選手の作り方。あとがきで「一番伝えたかったことは、マラソンで五輪や世界陸上などのスタートラインに立つまでに少なくとも十年以上の歳月がかかるということです」と記しています。ロンドンから8年。東京オリンピックは少なくとも1年の延長が決まりました。選手の再選定もあるのか、目が離せません。2020/04/22
ほんのむし
4
主人公の美咲さんも、一巻目から数えると十年が過ぎました。すっかり大人になったねえ。って親戚のおじさんにでもなった気分に浸れます。 しかし、マラソンって大変な競技やねんなあ。少しずつ距離を延ばしながら、マラソンを走れる体を作り上げるのに10年も掛かるなんて! なんだかテンションが上がって、会社の帰り道にて走ってみたら、足首がぐにゃってなって痛いやら恥ずかしいやら・・・2019/02/13