アキレスとカメ―パラドックスの考察

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アキレスとカメ―パラドックスの考察

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062147835
  • NDC分類 410.9
  • Cコード C0041

出版社内容情報

アキレスは本当にカメに追いつけないのか ゼノンの4つのパラドクスのひとつ「アキレスとカメ」。カメより速いアキレスは永久にカメに追いつけないというのは本当か? カラーイラスト満載の科学読み物。

吉永 良正[ヨシナガ ヨシマサ]
著・文・その他

大高 郁子[オオタカ イクコ]
著・文・その他

内容説明

アリストテレスの『自然学』のなかにあるゼノンの四つのパラドックス=おかしな話の一つが、有名な「アキレスとカメ」。「走ることの最も遅いもの(カメ)ですら、最も速いもの(アキレス)によって決して追いつかれないであろう」というのです。「アキレスがカメに追いつけないなんて、ありえな~い」と秘かに思っているあなた、このパラドックスのトリックを見抜けますか?本章とイラストのコラボレーション・新しい科学読み物。

目次

プロローグ 七月のアテナイにて
第1章 追いつけないなんて、ありえな~い
第2章 それでもアキレスはカメを追いこせない
第3章 「最後の一歩」はどこにある
第4章 アキレスとカメがほのめかした謎
第5章 時間はいつ、動くのか
第6章 いにしえの結びつきを追って
エピローグ ゼノン、闘争意識に死す

著者等紹介

吉永良正[ヨシナガヨシマサ]
1953年、長崎県生まれ。京都大学(数学専攻)および同大学文学部哲学科を卒業。大東文化大学文学部准教授(哲学・論理学)。科学の哲学的解釈を主要な課題とする一方、現代科学のインタープリター(橋渡し役)であるサイエンスライターとしても活動。『新装版数学・まだこんなことがわからない』(講談社ブルーバックス・講談社出版文化賞科学出版賞受賞)など著書多数

大高郁子[オオタカイクコ]
イラストレーター、京都精華大学ビジュアルデザイン科准教授。本の装幀画を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NOBU

17
著者のあとがきにあるように、絵本のような大高郁子さんの素晴らしいイラストが招いてくれる、哲学と数学の入門書。 なるべく軽快に解りやすくと努めてくれているので読みやすいが、内容は易しくはない。筆者の奥様である「歩く文系」人間のパラドックスへの対処法が私と同じで笑える。理詰めで説く理系夫を「うるさ〜い」と顔面パンチを繰り出し強制終了する文系妻、理性と感情。おぉ!?以前から感じていた感覚の男女差がここでも!? 2011/05/22

デビっちん

16
ゼノンの4つのパラドックス=おかしな話の1つ、「アキレスとカメ」を題材に、論理の世界を解説してくれています。数学の世界に於ける有理数的に考えれば、走るのが速いモノが遅いモノに追いつけないこともあり得ることがわかりました。その解説の過程で、数とは、無限とは、連続とは何かを考えさせられ、とても奥深いものだと気づかされました。哲学も数学も、その本質は一緒ですね。もともと論理が意味づけられたのは、世界と自然のことわりを理解したいという志があったのですから。+範囲、時間を連続にしてみると?2017/03/25

びすけっと

7
2008年7月刊。「科学の栞」つながり。このシリーズはなかなか興味深いです。ん?!というところもありますが、ほほ~とうなずきながら読めるはずです。カメには追いつけないというおかしな話、「考えるに値する何らかの意味があるはず」(p.13)。「そんな閑はないという人たちとはここでお別れしましょう」(p.13)と潔い著者なのでした。数の連続と不連続がみそ。√(ルート)、つまり無理数がカメが追いつかれるポイントです。大高郁子さんの絵がいかしています。P.45の無限カメなんて最高です。2015/07/20

hanagon44

6
大学時代,教授が「数学をしたければ物理学科。哲学をしたければ数学学科。」と言ったことを思い出しました。ゼノンのパラドックスを確認しておきたいと思い手に取りましたが,最近読んだポアンカレ予想の証明のペレルマンまでが,「世間の論理ではなく,自分が見出した普遍の論理に従う。それこそヘラクレイトスがロゴスと読んだものの本質…ロゴスの声なき声を聞き取る耳を持つ者こそ真の哲学者であり,その意味ではペレルマンは古代の哲学の創始者たちの正当な末裔といっていいかもしれません」と繋がり,思いつき読書の関連にちょっと嬉しさが。2015/07/05

アルパカくん

4
自分の中の、追いつけないなんてありえなーい、という感覚と、いやいや追いつかれないな、という論法への理解が楽しめます。名前だけは知っているような哲学者達のエピソードも興味深く読めました。たまにはこういう本もいいですね。文字も大きくさらっと書いてあるだけなのでこだわる人には物足りないかも。軽く読みたい人におすすめです。イラストのおかげもあって気楽に読めます。2015/03/29

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