出版社内容情報
人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界をめざす――。
宇宙資源を活用し、地球と月をひとつのエコシステムとすることを目標に活動するispaceは、日・欧・米の3拠点で活動し、社員の約6割が外国籍、国籍は30ヵ国を越えるグローバル企業として、主にペイロードサービス(月への輸送事業)と月面データサービス(データ事業)を事業の中心に据えている。
ispaceは、2023年の「ミッション1」で、当時としては世界初の民間主導の月面着陸に挑戦した。しかし、月面を目前に軟着陸に失敗、ランダーとの通信は途絶えた。
そして2025年、二度目の月面着陸に挑むも、再び失敗。世界中の国から何万人もの人がライブ映像で見守った「ミッション1」と「ミッション2」は、幕を閉じた――が、この表現は実は正確ではない。
ispaceの大きな特徴は、複数のミッションを同時並行で走らせ、各ミッションでの成功・失敗を別ミッションに生かすことだ。
「ミッション1」「ミッション2」で得たすべてのデータや経験は、今後予定しているミッションに余すことなく生かされる。
ひとつのミッションが、一面的な結果としては「失敗」だったとしても、「幕は閉じない」のだ。
目標は、はるか遠い月。
めざすは、月への高頻度かつ低コストの輸送サービスの確立。
ただし、時間もリソースもかかるため、何度も挑戦はできない。
困難な目標を達成し恒常的な成功へと導くため、ispaceは「失敗を恐れず、失敗も成功も次に活かしきりながら前に進み続けること」を何よりも大切にしている。
そんなispaceのマインドセット、組織づくり、リスク管理、リーダーシップ等をまとめたのが本書である。
【目次】
第1章 月をめざす「ビジョン」
第2章 月をめざす「世界」
第3章 月をめざす「人」
第4章 月をめざす「考え方」
第5章 月をめざす「セルフリード」
内容説明
NEVER QUIT THE LUNAR QUEST.―月への挑戦を決して諦めない。月をはじめとする宇宙開発への世界的な熱の高まりの中で、日本で最も月に近い企業はいかにして挑戦を続けているのか。意味のある成功は、価値のある失敗の先にある。
目次
第1章 月をめざす「ビジョン」(リーダーになる予定はなかった;加速のカギは「民間主導」と確信 ほか)
第2章 月をめざす「世界」(加速し続ける宇宙事業;月事業の全体感 ほか)
第3章 月をめざす「人」(多様かつ自律的な人材;「宇宙業界の人」「宇宙好きの人」にこだわらない理由 ほか)
第4章 月をめざす「考え方」(「成功か失敗か」の二元論ではない;試行回数という課題 ほか)
第5章 月をめざす「セルフリード」(月に行けるチームがどう機能しているのか;楽観的かつレジリエンス ほか)
著者等紹介
袴田武史[ハカマダタケシ]
1979年生まれ。株式会社ispace代表取締役CEO&Founder。名古屋大学工学部を卒業後、米ジョージア工科大学大学院で航空宇宙工学の修士号(Master of Science in Aerospace Engineering)を取得。経営コンサルティングファーム勤務を経て、2010年から民間月面ロボット探査レース「Google Lunar XPRIZE」に日本唯一のチーム「HAKUTO」を率いて参戦。同時期、運営母体の組織を株式会社ispaceに変更。2018年には、史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を始動し、2023年、2025年に2度の月面着陸に挑むなど、ispaceを世界における月ビジネスのトップ集団として確立。現在は、月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした民間宇宙ビジネスを推進中。宇宙資源を利用可能にすることで、人類が宇宙に生活圏を築き、地球と月の間に持続可能なエコシステムを構築することをめざし挑戦を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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Arata Fujimura




