内容説明
マンション住民は、いつまでだまされるのか?デベロッパー・マンション管理会社の仕掛けた「からくり」に気づき、「競争原理」を働かせない限り、ムダ金を一生払い続けることになる。
目次
第1章 なぜ、マンション住民だけがバカ高いお金を払わされるのか?
第2章 長期修繕計画のからくり―長期修繕計画は管理会社の売上予定表
第3章 大規模修繕工事のからくり―修繕工事は談合だらけ
第4章 マンション管理費のからくり―管理会社に「競争」の二文字はない
第5章 大規模修繕工事費削減・管理費削減、成功事例に学ぶ
第6章 こうすればマンションは良くなる―住み良いマンションにするヒント
著者等紹介
須藤桂一[スドウケイイチ]
1964年、神奈川県生まれ。関東学院大学工学部建築学科卒業。一級建築士。神奈川県内のゼネコンに勤務後、実家の塗装工事会社に入社。マンションにかかわる工事の元請けから下請けまでを経験する。90年よりマンション管理組合の大規模修繕工事や設計監理業務を始め、99年にマンション管理組合コンサルティング会社、株式会社シーアイピーを設立。マンション管理費、大規模修繕工事費削減のスペシャリストとして、マンション管理会社などから恐れられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
u1
14
マンションを買うときに、大いに参考になる!管理組合と管理会社のハナシ。安い管理費のカラクリと、駐車場代や大規模修繕工事、その他諸々の業務委託費の内容を見れば見るほど、マンションを買うのが恐ろしくなるわぁ。ある意味ホラーというか、ノンフィクションとして怖いジャンル。買うとしたら、マンションよりも一戸建てを夢見ているが、今後は、毎週のように投函されるマンションの広告の、一番字が小さい部分をツブサに見て、管理費や修繕積立金の相場感を身につけていきたい。2021/07/19
アルカリオン
12
KindleUnlimited 「管理会社がいい塩梅にやってくれるだろう」というのはカモネギ。管理会社は修繕積立金の額を把握しているので、めいっぱい儲けようとする。合い見積もりをとるだけで(あるいは「高いんじゃないか?」と一言いうだけで)品質を変えずに数百万円以上の値下げを実現できる例が非常に多い▼▼勉強になった。「丸投げ姿勢では馬鹿を見る」というのはその通りなのだろう。管理費・修繕積立金を「税金」に置き換えても成り立つな。残念ながらというか当然ながらというか。2022/07/20
ゆきねこ
4
マンションの管理のことなんて素人はまったくわからないから管理会社まかせが普通だと思うがこの本を読むとそれじゃぁダメだ、自分の資産を守るつもりでもっと積極的に意見しないとと気づきます。
ふぇるけん
4
管理組合もの2冊目。管理組合理事って重要な役割だということを再認識。管理規約や業者の契約内容なども再検討せねば!!2011/03/01
キヨタカ
0
BOOk②
-
- 和書
- 剣樹抄 文春文庫