内容説明
「神々の島」バリのジャングルで、たった一人、ゲリラ戦を戦い抜いた日本人がいた。その名は、平良定三―。
目次
プロローグ 降伏したことがない兵士
第1章 「アジアの解放者」
第2章 脱走、そしてゲリラに身を投ず
第3章 戦いの日々
第4章 最後の日本兵
第5章 慰霊の旅
第6章 帰郷
エピローグ 「海上の道」をたどって
著者等紹介
坂野徳隆[サカノナルタカ]
1962年東京生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業。英字新聞『ジャパンタイムズ』記者などを経て、フリーランスのライター、翻訳家、作家として様々な雑誌に寄稿。2001年より台湾、香港に居住し、執筆活動をつづける。2006年帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にっとろべ
1
終戦をバリで迎えた日本兵が軍を脱走し、バリの義勇軍に入ってオランダからの独立戦を戦い抜く話。ジャングルの中を戦い歩き、バリ人組織に加わって戦果をあげる部分は凄かったです。大勢の義勇軍、幹部や日本兵仲間が戦死するなか主人公・平良定三は独立戦も生き抜き自分だけが生き残ってしまったことを悔います。私には分からない「国の為に死ぬ覚悟だったのに情けない」という感覚がなんともいえませんでした。2013/01/15
あまたあるほし
1
装丁が素晴らしい。2011/03/08
mu1059
0
インドネシア残留日本兵。ジャワやスラウェシにももっとたくさんいたらしい。2008/10/06