内容説明
「現代の最後の秘境」といわれる原乃村。そこには、不気味な「樹霊の塔」が聳える。聖域を侵したカオルたちは、呪われてしまったのか!―携帯もデジカメもない時代に、名探偵のアナログな推理が冴えわたる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
秋芳
1
かつて『猫目石』という作品で言及されていた事件が、ようやくお目見え。『猫目石』の刊行は1984年だから20年以上前。 『猫目石』で言及されたものとは、ディティールがやや異なるようだが、横溝正史の世界を地で行く設定。 閉鎖的な辺境の村、台風襲来、車椅子の老婆、隠れキリシタン・・・と、これでもか、といわんばかりの舞台整えてある。 どうしても盛り上がりが小さいというか、こじんまりとした印象は否めない。なんだか、作者の独り善がりに思えてしまうんだよなぁ。2008/04/03
ぽいふるん
1
好きなものを好きに書いてて、幸せだったのでしたら良かったです。絃の聖域でも読み返そうかな…2013/06/29
asa
1
事件が起こるまでの長さ。これが意外と魅力的に感じるのは伊集院シリーズだからかな?2009/07/18
カラヤ3
0
森カオル女史の結婚のいきさつがわかる巻。松之原まつゐというおばあさんが魅力的なキャラだった。2017/02/17
ポウセ
0
再読。伊集院大介が出てくれるから読む本。なんだかんだ言っても、登場するだけで安心できる探偵さんです。2013/08/25