証言 村上正邦 我、国に裏切られようとも

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062143332
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「右派勢力」はなぜ台頭したのか。国家観、歴史観が異なる2人が解き明かす政治の現況。「右派勢力」はなぜ台頭したのか。
国家観、歴史観が異なる2人が解き明かす政治の現況。

生長の家が政治から撤退した真相。
右派団体「日本会議」がとる毛沢東戦略。
国旗・国歌法制定、森首相擁立の裏側。
そして、改憲について吐露した懸念。

「左翼になってもおかしくない経歴を持つ村上さんが、なぜ右派の代表的政治家になったのか、その経緯をじっくり聞いてみたいと思ったのである。もし村上さんがすべてを話してくれるなら、近年なぜ「右派」が急速に台頭して政治の主導権を握るようになったのか、その謎を解き明かすこともできるのではないか」――<「まえがき」より>

序章 崩れた検察の構図
第1章 筑豊育ちが抱いた大志
第2章 原点は玉置和郎と生長の家
第3章 父との和解、娘という天命
第4章 「宗教と政治」の最前線
第5章 教団に芽生えた不信感
第6章 国旗・国歌法案
第7章 密室協議と事件の深淵


魚住 昭[ウオズミ アキラ]
著・文・その他

内容説明

「右派勢力」はなぜ台頭したのか。国家観、歴史観が異なる二人が解き明かす政治の現況。

目次

序章 崩れた検察の構図
第1章 筑豊育ちが抱いた大志
第2章 原点は玉置和郎と生長の家
第3章 父との和解、娘という天命
第4章 「宗教と政治」の最前線
第5章 教団に芽生えた不信感
第6章 国旗・国歌法案
第7章 密室協議と事件の深淵

著者等紹介

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年熊本県生まれ。75年一橋大学法学部卒業後、共同通信社に入社。96年同社会部チームで連載し、その後出版した『沈黙のファイル―「瀬島龍三」とは何だったのか』(新潮文庫)で、日本推理作家協会賞を受賞。96年退社。2004年『野中広務 差別と権力』(講談社)で、講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kokoberu

4
安倍政権に強い影響力を及ぼしていると言われる「日本会議」設立に関わった政治家の証言録。興味深かったのは、村上氏が憲法改正への布石として、元号法、国旗・国歌法や「昭和の日」の制定、そして靖国参拝を挙げたところだ。憲法を統治権力への縛りと捉えるのであれば、これは無意味極まりない布石である。だが、憲法を國體=天皇制と考えるのであれば理解可能な布石だ。恐らくこの理路には谷口雅春氏の影響がある。安倍政権の憲法改正への不可思議な熱情を理解するために、本書はもっと読まれて良いと思う。2015/07/12

じむくろうち

0
司馬遼太郎によると、明治維新に国民国家の祖型ができて、国民戦争として日露戦争を戦い、やがて昭和初期の「滑稽すぎるほどの神秘的国家観」の果てに太平洋戦争に突入した。日本会議やアベなど右派たちは、こうした歴史を修正し、再びあの時代に戻ろうとしている。ここに登場する村上氏は時に、愛すべき人間の片鱗をみせるが、どうして彼が「あの時代」がいいと思うのかは最後までわからなかった。小生はあの時代に戻るなんてまっぴらゴメンだ。ここでも検察組織がいかにおそろしい集団であるかを思い知らされた。 2016/01/06

そらパパ

0
どこまで本当か分からないけど、中々面白かった2012/07/06

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