爆笑問題のニッポンの教養―人間は動物である。ただし… 社会心理学

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  • サイズ B40判/ページ数 155p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062142830
  • NDC分類 699.63
  • Cコード C0011

内容説明

いい人が集まっても、いい社会はできません。「本当の信頼関係とは何か」を徹底的に議論。

目次

プロローグ 山岸俊男先生の研究室へ
第1章 「猫の鈴」と信長家臣団
第2章 見張りあう社会(?)ニッポン
第3章 安心と信頼は違う!
第4章 人間社会とペットの幸せ
第5章 社会科学の可能性と限界?

著者等紹介

山岸俊男[ヤマギシトシオ]
社会心理学者。1948年生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院社会学研究科社会学専攻修士課程修了。同大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程単位修得退学。ワシントン大学大学院社会学研究科博士課程修了、Ph.D.取得。ワシントン大学社会学部研究員、北海道大学文学部助教授などを経て、同大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lee Dragon

24
私は動物行動学が好きだったのですが、社会心理学は人間を動物として捉え、その特殊性を見出し、社会的な要因が個に与える影響を考えるのがとても面白い学問であると思った。社会科学にも実験という要素が入っていて、生物学、心理学、社会学、統計学などあらゆる要素の複合でよで言う文系理系のくくりって言うのがいかに意味を持っていないのかというのがリベラルな学問だとより深く感じることができる。今回覚えた商人道という言葉をこれから使っていこうと思う。個人的には、武士道より合理的なのではないかと思った。2016/07/03

ツバメマン★こち亀読破中

15
どんな状況であれ人は一人で生きているわけではないから、社会心理学的な学問というのはもっと重要視されて良いのでは?“ナッシュ均衡”とか“囚人のジレンマ”とか考えながら自分も含めた人間関係を観察すると面白いかも。ただし他人を信用、信頼できない人間にはなりたくないなぁ。2017/12/24

anken99

3
このシリーズも久々。今回の先生は「社会心理学」の山岸先生だ。人間は社会のなかでいかように行動するのか・・・このシリーズにしては少し難しい気がした。山岸先生は科学者であるわけだが、科学者に求められる素性として、(1)アーティスト(2)職人(3)科学者と、本の最終章で述べている。なるほど。これは、科学者という仕事にかかわらず、ワタシ、いやどんな仕事にも通じる性質なのではなかろうかと感じた。2015/05/13

naoto

3
日本の方が、他人を信用してない。信用してないのに、してるふりして生きてる。だからストレスがたまる。そう思えてきた。2010/08/09

小鈴

3
昔はまって先生の本を読んでましたがそれ以来だなぁ。このシリーズの良さは研究のきっかけを知ることができるとこですね。統治の倫理と商人の倫理。先生の実家は中小企業だったんですねぇ。納得。2009/06/18

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