内容説明
今世紀最強のゲイだから書ける大逆転の幸福論エッセイ。
目次
1章 美人の足枷 ブスの自由(アタシの勝ち方―『ESCAPE』は、バカから逃げるだけにしておきましょ;キャラ・コスプレのすすめ―『プレタポルテ』を“お仕着せ”と思うなら着替えちゃいましょ ほか)
2章 恋を語るは“寝る”より楽し(恋より昭和歌謡―『どきどき旅行』に負けたアタシのアバンチュール;セックスより楽しいこと―『若さのカタルシス』とは違うものが欲しくなったのね ほか)
3章 日常こそがネタの宝庫(秘境へようこそ―『A Whole New World』への憧れを断ち切れない…;アタシ的・一生の汚点―『ズルい女』というよりも『イタい女』というべきね… ほか)
4章 アナタとアタシの幸せのゆくえ(自分らしさって、何?―『2番目に幸せなこと』を仕事に求めるのは「逃げ」かしら?;オンナらしさの罠―『愛されたいの』と言っても、望まない“愛され方”の場合はどうするの? ほか)
著者等紹介
高山真[タカヤママコト]
1970年生まれ。東京外国語大学外国語学部“パリジェンヌ”学科(本人の強硬な主張による)卒業後、出版社に勤務。雑誌編集に携わりつつ、書籍の編集にも手を出し、エッセイストとしても活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ochatomo
12
『表層だけのオシャレを追求する』時代のエッセイ テーマは“幸福をつかむ” 『人が言うがままの人生』より『私は私の決断で、人生を生きていく』プライドが必要と熱弁 コメントも映画等からめ、またじっくり読みたい 「エゴイスト」モデルの彼と出会い・交際言及があり、次著が「エゴイスト(浅田マコト名義、2010年)」となる 初出ラブピースクラブ連載「無敵の女力」とMouRa連載「それってホントに、女の幸せ?」を大幅加筆修正 2007刊 2024/07/28
FuSa
9
新刊はどこにもなかったので絶版?もったいない!2007年だから時事ネタはさすがに少し古いけど。それ以外は、時代関係なく読める内容だと思うので。30過ぎた女には特にずっしりと重く響いてくる内容かと。自分のスタンスをはっきりさせつつ物事をつとめて多角的に見ているところ、見習いたい。そしてボキャブラリーと知識とユーモア(ブラックなのもそうでないのも)が豊か。羨ましい!!2016/07/03
skellig@topsy-turvy
3
書いて、発表するということに誠実な方だなあ。なるべく物事を多面的に捉えて、自分の主観だけで識者ぶるってことがない。実際にお会いしたりすれば中々強烈な気もするけども、自分に引き付けて考えたりしながら楽しく読めるのはこの姿勢が徹底しているからなのかな。2012/10/15
mel
2
故 高山真さんのエッセイとコラム。どの項目でも鋭い観察眼と深い考察力による真理が語られていて、毎ページ共感しかない。教わることたくさん。特にマツコデラックスとの対談の後半では、人が生きることに対する本質的な向き合い方が「孤独」という切り口から言語化されていて、すごく腑に落ちた。見た目や装丁はライトエッセイだけど、学ぶことが多い。2023/03/26
ゆういっちょん
2
この方の文章、キれてて素敵。タイトルについて、小さく三行で書いてあるコーナーもとっても面白い。マツコ・デラックスさんとの対談が面白い。2013/01/22