内容説明
身近な人物の底知れぬ悪意。ねじ曲げられた記憶に潜む、衝撃の過去。夢が現実の恐怖へとつながっていく、全10篇の哀しい物語。
著者等紹介
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。少女小説家としてデビュー後、1999年、「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞受賞、2000年、同作を収録する短編集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞受賞。2002年、『チャイ・コイ』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロくま
6
ある意味、女の怪談話し短編集、どれもラストに物悲しい空気が漂う。第9話(夢を持って処刑する場所)真紀子の短気ながらサバサバした感じがけっこう好き。2012/10/07
そのぼん
6
どんどん不幸になっていく主人公たち…。そんな短編集でした。どこかで幸せになるチャンスならあったかも知れないのにね。人生、どこで躓くかわからないってところでしょうか。2011/12/23
鵺
5
再読。しまんこちゃんの書く悪夢の世界は独特。すごいの一言。2023/01/05
5〇5
5
~「いわいしまこ」アナグラム~ 「ああ(今、恋しーわ)」 「でも(恋、忌わしー)」 「そして(終い、怖い・・・)」 「そうね(今、死怖い)」2016/04/10
うさっち
4
10篇のホラー短編集。主人公は全て中途半端に可愛くて不幸な女性ばかり。「女の厭な部分」がよく出ていて、じとっとした感じの気持ち悪さが残る。「ダルマ女」の話は怖かった。2013/05/16
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