内容説明
ケータイもメールもなかった時代の青春物語が、こんなにも懐かしく、胸にしみるのはなぜだろう。団塊世代のトップランナー・資生堂執行役員が書き残す「心のメッセージ」。
目次
恩義
石田先生
茂原の黄色いハンカチ
みよちゃん
背番号2
あだ名
床屋の清子
えこひいき
決闘委員会
飯田の母娘
五〇回目の田植え
著者等紹介
池田敏秀[イケダトシヒデ]
資生堂執行役員技術企画担当。1948年千葉県市原市生まれ。71年慶應義塾大学工学部卒業、73年同大学院修了。73年資生堂入社。板橋工場技術課、資生堂研究所メーキャップ研究室長、マーケティング戦略室課長、化粧品開発部次長、資生堂研究所スキンケア研究部長、執行役員商品開発部長などを経て現職に至る。70畝の広さの田畑を耕す農家の主としての顔も持つ。夜明け前の起床と、出勤前の農作業も著者の大事な日課である。米のほか、各種の野菜、果物を栽培。田植え、稲刈りには、会社の同僚も手伝いに駆けつける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tohoho
1
終戦後に生まれた所謂、団塊の世代の青春グラフィティーであるが、そこには現在のようなIT化されたものはなく、生活も楽ではなかったが、思えば一心に生きており、暖かくも懐かしい世界。2012/07/04
けんとまん1007
1
読んでいて、とても懐かしいという感じを持った。まさに、自分も同じような世界をすごしてきたからだろうと思う。どれもが、子供の頃(小学生)の思い出で、自分もふと思い出すシーンがいくつかある。それも、決まって思い出すシーンと、突然思い出すシーンといろいろ。でも、きっともっとたくさん覚えているのだと思うが、引っ張り出す回路がつながらないだけかな。最後の著者のあとがきが本当にすばらしいというか、今の自分の思いとマッチしている。身体で感じることの意義。それに尽きるのだと思う。どれだけリアルな体験をするかだろうな。2012/01/18
富士松
0
朗読・YouTube https://www.youtube.com/watch?v=sgXy-9w0v9o2019/04/29