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内容説明
絵師・ひと美の大江戸ファッション流行史。改革・禁令なんのその…女も男も大胆素敵!慶長小袖、熨斗菊花模様、繻子、男伊達、丹前風―江戸三百年の知恵と美意識。
目次
江戸初期(初期の社会背景―熱気と混乱;初期 形と着こなし;慶長小袖―刺繍と絞りの地無し小袖 ほか)
江戸中期(中期の社会背景―富裕な町人の台頭;中期 形と着こなし;友禅染―多彩な色使い ほか)
江戸後期(後期の社会背景―武家から庶民へ;後期 形と着こなし;粋な縞―柄合わせの妙 ほか)
著者等紹介
菊地ひと美[キクチヒトミ]
衣裳デザイナー、イラストレーターとして活躍しながら早稲田大学で学び、江戸の著作活動(絵と文)に入る。ナショナルの雑誌広告「江戸へ帰ろう」は、2004年度読者が選ぶ講談社広告賞大賞(最高賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寧々子
21
江戸前期にはやった女性の髪形はこんな感じ。中期に愛された小袖ならばこう。――といった具合に、ずらりと並べてくれるから、ひとめで当時の流行を理解できる。ぱらぱらとめくってみて、まずは淡く可愛らしい絵柄にキュンとしたけれど、腰をすえて読んでみると、資料本としての情報量もばっちりだということに気づいた。頭の中でしっちゃかめっちゃかになっていた、江戸前期・中期・後期を整理できて大満足。いつか江戸について詳しく知りたくなったら、本書をまず始めに読み返そうと思う。この表紙じゃあ、どうしたって愛でたくなる。2009/07/15
うずら
16
江戸の初期、中期、後期と分けて、男女の着物と髪型をまとめてあります。特にわかりにくい髪型は絵で載っているので・・・わかるような、わからないような(笑)結い方は絵を見ただけでは難解で、また別に調べなければ理解できませんが。じっくりと読めるし、パラパラとページをめくるだけでも楽しい1冊。2014/04/27
ねなにょ
13
江戸時代に流行した髪型、着物、こんなに色々あったなんて!2014/09/30
さゆき
7
イラストだけ眺めて、長年積読にしていましたが、読み始めたら面白かったです。私達が時代劇などで目にするのは、大概江戸後期の文化だと感じました。でも実際江戸文化に至るまでにこんなに着物や帯や結髪の流行があったんですね。個人的には前期・中期の華やかな着物の実物が見てみたくなりました。髪型はイラストだけでは少し分かりにくく感じましたが、江戸の文化史を楽しく知ることができる良い本でした。2017/08/16
ぽけっとももんが
5
図書館新着本。時代小説で活躍するあの人たちはこんな髪型で衣装だったのか。時代を追ってイラストとともに変遷を辿る。それにしても男性の「ちょんまげ」は珍妙だし、考えてみればだれかが「これがかっこいい」と思って始めて、ばかにされたり流行ったりしながら月代を抜いたり剃ったり、それが全国的になるとはねぇ。手間もかかるし不自然だよ。でもあれがよかったんだね、長い間。不思議にも思わなかったちょんまげの始まりに思いを馳せるとは。女性の髪型も同様なり。2020/12/05
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