内容説明
座談の名手。酒の哲人18人。前代未聞の大集結。
目次
序章 『世界の名酒事典』とその時代―すべては洋酒への憧れから始まった(山本博)
第1章 美酒を語る―座談の名手、今夜もパワー全開(世界中の酒について(阿川弘之・開高健)
酒の中にこそ真実がある(丸谷才一・小田島雄志・和田誠))
第2章 酔いを楽しむ―名酒にまさる芳醇滋味のエッセイ(甘口馬鹿(埴谷雄高)
うすけぼ(田村隆一)
からみ酒に真あり(遠藤周作)
味・色・形の博覧会(阿刀田高)
薀蓄男(北方謙三))
第3章 現在を飲む―情報多発信、疾駆する酒・ワイン(今宵ムートンを語りムートンに酔う(吉行淳之介・堂本尚郎・山本博)
ワイン元年、ニッポン(山本博)
レア、カルト、超高額ワイン偏愛講座(葉山考太郎))
第4章 蘊蓄に酔う―遊び・ユーモア・歴史が育む美酒(カクテル・エイジ夜話(海野弘)
初級ビール学入門(赤瀬川原平)
雑談 中国の酒(陳舜臣))
第5章 酒界を論じる―酒文化を思想として語る試み(酒書彷徨(麻井宇介)
我らの「飲みよう」はいかに変わったか(麻井宇介))
著者等紹介
阿川弘之[アガワヒロユキ]
作家。1920年生まれ。吉行淳之介氏ら「第三の新人」との交友が深い
開高健[カイコウタケシ]
作家。1930年生まれ。寿屋(現サントリー)でPR誌「洋酒天国」創刊、編集長をつとめる。釣り名人にして、美食家。89年死去
丸谷才一[マルヤサイイチ]
作家、批評家。1925年生まれ。『ユリシーズ』の共訳で一躍注目を集める
吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
作家。1924年生まれ。酒と人をこよなく愛した座談の名手。94年死去
遠藤周作[エンドウシュウサク]
作家。1923年生まれ。純文学執筆のかたわら狐狸庵先生として軽妙な随筆を発表、多くのファンを得た。96年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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