富の未来〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 357,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062134538
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

出版社内容情報

急速に変容する現代社会。その本質を鋭く見抜き、経済から社会制度、ビジネスから個人の暮らしまで、激変する明日を描き出す!
文明の新しいうねりが世界を覆う!
全米大ベストセラー世界12ヵ国語で出版!

【目次】

第7部 頽廃
 第31章 変化の教え
 第32章 内部崩壊
 第33章 ボルトの腐食
 第34章 コンプレクソラマ
 第35章 セプルベダの解決法
 第36章 結論――頽廃の後
第8部 資本主義の将来
 第37章 資本主義の終幕
 第38章 資本の変換
 第39章 不可能な市場
 第40章 明日の通貨
第9部 貧困
 第41章 貧困についての時代後れの見方
 第42章 明日に向けた複線戦略
 第43章 貧困の根を断つ
第10部 地殻変動
 第44章 中国はまたも世界を驚かせるか
 第45章 日本のつぎの節目
 第46章 韓国の時間との衝突
 第47章 ヨーロッパの失われたメッセージ
 第48章 アメリカの国内情勢
 第49章 アメリカ国外の情勢
 第50章 目に見えないゲームのゲーム
 終わりに 始まりは終わった

内容説明

急速に変容する現代社会。その本質を鋭く見抜き、経済から社会制度、ビジネスから個人の暮らしまで、激変する明日を描き出す!文明の新しいうねりが世界を覆う。

目次

第7部 頽廃
第8部 資本主義の将来
第9部 貧困
第10部 地殻変動

著者等紹介

トフラー,アルビン[トフラー,アルビン][Toffler,Alvin]
トフラー・アソシエイツの共同創設者であり、経済、科学、社会を中心に広くグローバルトレンドについて執筆・講演活動を行っている。変化の背後に潜む新たな潮流を探り出し、それらを理解するための知的枠組みの構築が一貫した著作のテーマ。夫妻は若い頃、重化学工業で末端の労働者として働いた経験を持ち、それをもとに労働の本質について執筆活動を開始し、以来51年の結婚生活を通じつねに協力しあいながら仕事を行ってきた。現在はともにワシントンの米国国防大学の教授、国連女性開発基金米国委員会の共同議長を兼任

トフラー,ハイジ[トフラー,ハイジ][Toffler,Heidi]
トフラー・アソシエイツの共同創設者であり、経済、科学、社会を中心に広くグローバルトレンドについて執筆・講演活動を行っている。変化の背後に潜む新たな潮流を探り出し、それらを理解するための知的枠組みの構築が一貫した著作のテーマ。夫妻は若い頃、重化学工業で末端の労働者として働いた経験を持ち、それをもとに労働の本質について執筆活動を開始し、以来51年の結婚生活を通じつねに協力しあいながら仕事を行ってきた。現在はともにワシントンの米国国防大学の教授、国連女性開発基金米国委員会の共同議長を兼任

山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
翻訳家。1949年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

29
不平にパターンがある。 非効率、貪欲、腐敗、無責任、 愚かさが、 内部崩壊に向かう制度との日常的 接触のなかで顕著になるとの不満(76頁~)。 アメリカ庶民の会話のようだが、 日本の庶民も似たようなものではないか。 社会起業家の価値は、国や社会が 内部の論争や異議を、常識からの逸脱 をどこまで許容するかに左右 される(89頁)。 非常識と思われても、 時代や人々の価値観が変わっていけば、 それが新しい時代の常識と化す。     2014/06/03

手押し戦車

12
金銭的経済による有形固定資産と経営やノウハウの無形固定資産が融合した工業時代の流れが変わり、有形の資産に付加するスキルや研究開発の成果、経営手法など無形の資産の比率が上がり有形資産の重要性が低下している。経済発展の速度を速めても社会の主要な制度が時代遅れになるのを放置すると、富を生み出す能力はいずれは低下して行く。経済同様に情報も収集の速度を上げても他の情報と関連付けして事実に基づいた仮説と検証をを怠ると知識にも創造力の原動にもならなくなる。学習して実行の繰り返しが無形固定資産型の社会を作る。2015/02/06

greenman

4
上巻では「富」という欲求のもたらした基礎的条件を見てきたが、下巻は資本主義の将来や、貧困の根絶、そして知識経済の普及による世界のパワー・ポリティクスについて考察していく。これまでとはちがうバーチャルな資本の占める割合や知的所有権などの「富」が資本主義を変化させて、資本主義を終焉させる可能性をもつというところまで踏み込んで議論するが、これは賛否が大きく別れるところだろう。そしてそれぞれ生きている「時間」の違う文明も今起こっている急激な変化に巻き込まれていくことに対応しなければならない。2012/06/28

ぷるぷる

4
前半ほど刺激的ではない。読み進めているうちに、21世紀の将来についての予測や社会のあるべき姿についての提言などが主になっているのが原因。富についての分析は上巻から一貫していて、第一の波=農業、第二の波=工業、第三の波=知識社会 という設定で現在は第三の波への移行の最中という説明は納得できる。常々考えさせられる昨今の問題である需要に対して供給が多すぎるという状態についても「無形資産は事実上、無限に供給される」と言われると腹に落ちるのである。楽観主義でなければ未来は描けないというところを参考にしたいと思った。2010/09/21

c3po2006

3
★★2016/09/29

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