内容説明
日本が戦勝気分に浮かれ、ナショナリズムが高揚したとき、「増長する日本人」に警鐘を鳴らした青年学者。日露戦争とポーツマス条約に焦点を当て、現代日本のあり方に一石を投じる問題作。
目次
序章 日露戦争勝利の光と影
第1章 二本松戦争の残照
第2章 洗礼をうけたサムライ
第3章 新旧文明「日露」の衝突
第4章 在米秘密工作とルーズベルト
第5章 日露講話条約、草案作りの舞台裏
第6章 歴史から消された「二人の男」
第7章 禍のきざし
第8章 黙殺された祖国愛
終章 排外的ナショナリズムへの警鐘
著者等紹介
清水美和[シミズヨシカズ]
1953年、愛知県に生まれる。京都大学経済学部を卒業後、中日新聞社(東京新聞)に入社。三重総局、東京本社社会部、特別報道部を経て、1987年北京語言学院(現北京語言文化大学)で中国語研修。香港特派員、北京特派員、米コロンビア大学東アジア研究センター客員研究員などを経て、1999年中国総局長となる。2002年より東京新聞編集局編集委員。著書には『中国農民の反乱』(アジア太平洋賞特別賞受賞、講談社)などがある
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