内容説明
東京ディズニーランド20周年のいまオリエンタルランド社長が初めて語る東京ディズニーリゾートの真実。
目次
2001年9月4日
オリエンタルランドという会社
東京ディズニーランドはこうして生まれた
永遠に完成しない東京ディズニーランド
広大な土地を生かす第二パークの構想
海をテーマとしたパークのコンセプト
東京ディズニーシーは世界でただひとつ
独自開発の街イクスピアリ
ホテル事業に進出
東京ディズニーリゾートへの道
偉大なるウォルト・ディズニーカンパニー
夢をかたちに これからの社会を支える世代へ
世界最強のパートナー ディズニーとオリエンタルランド
著者等紹介
加賀見俊夫[カガミトシオ]
1936年1月5日、東京都江東区生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。1958年4月京成電鉄入社。子会社であるオリエンタルランドへ兼務出向ののち、1972年に正式入社し、東京ディズニーランドの開業に携わる。総務部長、人事部長などを経て、1981年6月取締役就任。1995年6月代表取締役社長に就任し、東京ディズニーシー開業への陣頭指揮をとる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
10
東京ディズニーシー開園当時のオリエンタルランド社長による、ディズニーシーその他ができるまでのお話。シーのコンセプトをめぐるディズニー社とオリエンタルランド社のやり取り(というか主導権の奪い合い)のところは興味深かったが、そこ以外はディズニーリゾートの理念の説明に終始していてあまり面白くなかった。オリエンタルランドの公式見解として、資料として読む分にはいいかもしれない。どうしても「書けないこともたくさんあるんだろうなあ」なんて思ってしまう。2013/07/04
なおきち
8
ディズニーシー誕生の裏側を当時のオリエンタルランド(OLC)社長である加賀見氏が綴った本。OLCの設立と日本へのディズニーランド誘致活動から始まるOLCとディズニー社との長きに渡る交渉。厳しい交渉を重ねる中で、幾度となく決裂の危機に陥りながらも、お互いの文化観 ・ビジネス観の理解を深め両社の信頼関係を少しずつ構築し、その創造力と情熱が今日の東京ディズニーリゾートへと結実する過程は実にドラマチックで面白い。ディズニーの楽しみ方としては邪道かもしれないが、夢の国の裏側を覗くのもまた、実に楽しいものである。2019/04/01
奥山 有為
7
オリエンタルランドという、東京ディズニーランドの「本体」ともいえる企業のことを今まであまり考えたことがなかった。当たり前なんだけど、ものすごーく壮大なビジネスだ。また近いうちにディズニーランドに行きたいな。2019/09/06
富士さん
3
オリエンタルランド元社長の自伝であると同時に、ディズニーランドの歴史と著者のメンター、高橋政知元社長の伝記。ディズニーランドを知るには、薄いディズニーランドものを何冊読むよりも、本書を読めばいいように思います。個人的には、誰もお金を貸してくれないので、いろいろな農産物の入金時期を狙ってJAに突撃した話がおもしろかったです。本書を読むと、ディズニーランドも鉄道会社のレジャー開発の一環であることがよくわかりますし、先行していたパクリ遊園地がディズニーとの交渉を妨げたことが言及されているのも興味深いところです。2022/01/22
カリスマ予備校生
3
東京ディズニーリゾートの開発の裏話的な内容。オリエンタルランド社とディズニー側で結構色々揉めながらも上手くやっているんだなあと思った。ちゃんとした議論の結果割と良い結果を出している日本のディズニーリゾートからはまあ色々学べるのでは。2014/09/27
-
- 電子書籍
- 母から逃げたい ~親の言うとおりに生き…
-
- 和書
- 株価の読み方 ちくま新書