内容説明
北の霊の地獄巡り。松前藩の侍から戦中戦後の鉱夫まで北斗七星の導きで蝦夷地へ集まった男と女の壮絶な生と死。
著者等紹介
土居良一［ドイリョウイチ］
昭和３０年札幌生まれ。札幌市立旭丘高校、米国フレズノ・アダルト・スクール卒。第一回群像新人長篇小説賞を「カリフォルニア」で受賞
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感想・レビュー
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悸村成一
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北海道・松前辺を舞台に、急所で死者の迷魂・霊が現出し秘事をかたる趣向の連作7編。「あとがき」に拠れば能・謡曲が意識されているらしい。「三途の流輩」など、殺人の描写が残酷で、まるでほぼ暗黒文学だ。図書館本。2013/08/30
