内容説明
多数の尊い人命をあずかるパイロットは、いかなる危機に直面し、どう対処しているのか。生死を分けるのは何か。現役機長が豊富な事例を徹底検証し、「危機管理」の本質を考える。
目次
第1章 ふりかかってくる危険と危機
第2章 飛ぶことを忘れたパイロット
第3章 ホワイトアウトの恐怖
第4章 操縦できない飛行機
第5章 エンジンのない飛行機「あきらめるな!最後まで」
第6章 成熟した社会へ
著者等紹介
桑野偕紀[クワノトモキ]
1940年、兵庫県に生まれる。1964年、航空大学校を卒業後、日本航空に入社。ダグラスDC8型機、ボーイング727型機、ボーイング747型機の副操縦士、機長を経て1991年よりボーイング747‐400型機の機長としてヨーロッパ線担当。日本ヒューマンファクター研究所・ヒューマンエラー研究室長、航空運航システム研究会理事・教育訓練部会長、神戸商船大学客員教授、国際定期操縦士会事故調査官
前田荘六[マエダソウロク]
1940年、北海道に生まれる。1964年、航空大学校を卒業後、全日空に入社。フォッカー27型機、ボーイング737型機、ボーイング747型機、ボーイング747‐400型機機長。全日空を定年退職後、フェアリンクに入社。現在、ボンバルディアCRJ型機機長。17ヵ国、国内44空港、国外47空港をフライト。航空運航システム研究会理事、カイロス・ヒューマンファクターズ研究会顧問、日本ヒューマンファクター研究所・危機管理研究室長
塚原利夫[ツカハラトシオ]
1949年、東京都に生まれる。立教大学経済学部を卒業、南カリフォルニア大学ヒューマンファクター課程を修了。現在、日本エアシステムのエアバスA300‐600R型機機長・教官として国内線・国際線に乗務、機長歴28年。航空運航システム研究会理事、日本ヒューマンファクター研究所
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