内容説明
美しい人の真似をする十五歳少女の愛と哀しみ、そして性。運命が燦めきながらねじれていく。
著者等紹介
宇佐美游[ウサミユウ]
1962年、青森県に生まれる。ロサンゼルス・マリネロビューティカレッジ卒業。アメリカでのネイル・アーティスト、OLを経て、フリーランス・ライターとなる。2000年『調子のいい女』で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞
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感想・レビュー
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しき
7
表紙とタイトルの美しさに魅かれたものの、それに反して生々しい内容でびっくり。女子高生の嫌なところをリアルに書ききっている。美醜が大きな関心事だったり、自意識過剰だったり、他人との比較に一喜一憂したり・・・。忘れ去っていた「女子の原点」を久々に思い出して、ちょっと怖いな。キレイゴトばかりの本よりはいいけどね。2011/02/26
maya
2
主人公の執着が怖かった。こういう女子(というか女のひと、大人になっても)たまにいる。あと、この年頃の男子は少しでも可愛い女の子にはみんな優しくするものだと思っていたのでそうでもなくてびっくり。
藍
1
1頁の文字数が少ないし文字も大きいから、レトロな大人用絵本みたいな感じがした♪(絵は無かったけど) 内容は自意識過剰ぎみの高校生の女の子の話。でも考えてる事は共感できる所がさすが宇佐美游さんだなあ。2016/05/01
香奈女
1
田舎の閉鎖的な空気の中で紡ぎだされる少女たちの残酷なまでの自尊心の高さ、それを自ら崩すことで自分を守ろうとする繊細さ、思春期の青年と乙女たちの儚い愛憎劇。2010/12/17
M
0
学生百合、悲恋。男と付き合う、話は短く、内容は暗い2017/12/10
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