内容説明
「よい親」になろうとがんばりすぎてはいませんか。現代の親たちがいかにやりすぎているかという現状を厳しく検証し、親も子どもも楽しく心地よく暮らせる方法を教えてくれる、「よい親」プレッシャーからの解放の書。
目次
1章 育児に時間をかけすぎる親たち
2章 子どものすべてをコントロールしたがる親たち
3章 子ども産業にカモにされる親たち
4章 子育てを専門家に頼りすぎる親たち
5章 子どもの生活に口だししすぎる親たち
6章 子どもにプレッシャーをかけすぎる親たち
7章 わが子を「勝ち組」にすることをめざす親たち
8章 子どものために自分の生活を犠牲にする親たち
9章 子どもを幸せにする親たち
著者等紹介
ローゼンフェルド,アルヴィン[ローゼンフェルド,アルヴィン][Rosenfeld,Alvin]
コーネル大学、ハーバード大学メディカルスクール卒。ハーバード、コロンビア両大学で教鞭をとり、スタンフォードの小児精神医学トレーニングセンター長をつとめる
ワイズ,ニコル[ワイズ,ニコル][Wise,Nicole]
ジャーナリスト。「ニューヨーク・タイムズ」をはじめとして国内外の新聞雑誌に10年以上にわたり家庭問題に関する記事を書きつづけている
藤野邦夫[フジノクニオ]
1935年、石川県生まれ。早稲田大学フランス文学科卒業、同大学院中退。東京大学講師、女子栄養大学講師などをつとめる
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感想・レビュー
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Humbaba
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子どもにとって、親は非常に大きな存在である。親が子どもの面倒を見ることは悪いことではないが、やり方や程度を間違えればそれはただプレッシャーをかけるだけに終わる危険性も含んでいる。子どもは親がいなければ生きられないことは間違いないが、それでも一人の個人として尊重する姿勢を忘れてはいけない。2014/11/13
Humbaba
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親は完全な存在というわけではない。また、そもそも完全である必要性もない。たとえ不完全ではあったとしても、子どもの様子を見守り、そして必要な場合にのみ介入できればそれで良い。それ以上の完全なことをやろうとするなど困難であり、まして長ずるまでそれを続けるなど物理的にも精神的にも不可能である。2013/11/15
yuko-k
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「あるある!」と声を上げてしまうほど痛い所をつかれる本でした。ただし、読んでから実践というマニュアルにはならないでしょうね。子育ての壁にぶつかって悩み暗礁に乗り上げた方に出会っていただきたい一冊です。