内容説明
悪は醜い?悪は善のなりそこない?だとしたら人はなぜ悪に魅かれるのか。猫になりたかった教授がこの世の悪を哲学する。
目次
この世の悪は神がつくった?
食べることと罪悪感
恋する人とストーカー
「ダメ」なことの中身
悪人はどこにいる?
美に魅入られて悪をなす
「異界の人」の落とす影
悪と自由は双子なのか
善と悪は手を携えてやってくる
ペシミストの言い分を吟味する
望みの扱いにくさについて
破壊へ、異世界へ誘われる人間
著者等紹介
左近司祥子[サコンジサチコ]
1938年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。現在、学習院大学文学部哲学科教授。ギリシャ哲学専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
13
哲学者左近司先生による、悪に関連しそうなテーマ(食、恋愛、引きこもり、等々)の哲学エッセイ。冒頭で哲学者は皮肉屋と言い、実際著者自身もかなりシニカル。悪について皮肉っぽく突き詰めていくことで、いやがおうにも善が浮かび上がってくる。しかし単純に悪のアンチテーゼが善、で終わらない、善と悪の関係を考えさせてくれる素晴らしい本だった。表題の通り、猫を上手く引き合いに出しているところも良かった。2020/09/01
mare
2
とてもわかりやすかったうえに、時折まざる猫をからめた毒舌や自虐に自省、ばっさり言い切る語り口調などの面白さにちょいちょい笑った。これ欲しい。いい文かくなあーなんておもいながら作者を検索したら現在77位か。いやあいいな。2015/09/05
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