内容説明
愛梨を、将来オリンピック選手まちがいなし、っていわれるほどのスポーツ万能少女に育てたのは、自分の跡を継いでもらおうというおばあ様の深謀遠慮だったとは！彼女の家は代々、「奪うは悪、悪を制するが善、奪うを懲らすは正義」を家訓としてきた義賊の家系だったのだ。二代目・紅蝙蝠としてデビューしたスカーレット・パラソルの前に立ちふさがるは、名探偵・武市大五郎の孫。
著者等紹介
新庄節美［シンジョウセツミ］
１９５０年静岡県生まれ。グラフィック・デザイナー。『夏休みだけ探偵団１二丁目の犬小屋盗難事件』で第２８回講談社児童文学新人賞を受賞。『名探偵チビーシリーズ』で第４２回サンケイ児童文化賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
70
たまたま手に取った一冊だったが、懐かしいワクワク感を覚えた。児童書なので、すぐに読み終えてしまったし、展開もなんとなくわかってしまったけど、テンポのよい展開は、きっと子供たちの心をうきうきワクワクさせるはず。昔から、怪盗ルパンとか…ものすごく夢中になったじゃないですか。あんな感じで楽しめます。二世世代が繰り広げる物語。シリーズなので、次も読んでみたいと思う。2014/11/20
マッちゃま
16
運動神経バツグンの16歳の阿藤愛梨。彼女の祖母は、かつて「紅蝙蝠」と名乗る怪盗であった。そんな紅蝙蝠に、騙し取られた国宝級の宝石「カリマンタンの青い月」を奪い返してほしいと依頼がやってくる。「奪うは悪、悪を制するが善、奪うを懲らすは正義」を家訓としてきた義賊 阿藤家。しかし紅蝙蝠は脚を負傷。愛梨は現代に蘇った怪盗スカーレット・パラソルとして無事に宝石を盗み出す事が出来るのか？そこに名探偵の孫 六平が参戦する。読みやすい文章と魅力的なキャラにサクサクと楽しめました。この続きも、ぜひ見つけて読みたいです。2016/08/01
barcarola
5
ジュブナイルって、たまに読みたくなる。「お約束」的に話は進んでいくが、そこが良いのだ。本作もその例外ではなく、怪盗対名探偵の冒険が楽しめる。2017/01/29
つむじ
4
小中学生向きのラノベか。気楽に読める１冊。 17歳の愛梨。彼女の家は代々、だましとられたり、盗み取られたりした品物を、依頼を受け盗み出す「義賊」の家系だった。初代の紅蝙蝠であるおばあさまの跡を継ぎスカーレット・パラソルとして初仕事。その前に立ちはだかる（？）のは、名探偵・武市大五郎の孫六平2013/02/11
都布子
1
先祖代々の義賊の末裔である愛梨のおばあ様は、その昔「紅蝙蝠」の異名をとった名盗。そのおばあ様が２５年ぶりの仕事に燃える矢先怪我をして、高校生の愛梨がその跡を継ぐことに・・・。という、ジュニア向け小説として１４年前に書かれたものの復刊です。まあ、ミステリー色はあまりないジュニア向けですね(~_~;)。だいぶ設定が甘いというか、ご都合主義というか。キャラ立ちはしているので読みやすいです。(2004.12.13)
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