• ポイントキャンペーン

銀行狐

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062107068
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

品行方正の仮面の下に渦巻く欲望。堕落したエリートたちが陥った絶望の罠―。圧倒的なリアリティで描く、五つの銀行ミステリー。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学文学部・法学部卒。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。1998年、『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazu@十五夜読書会

61
銀行員だった著者の5編収録の短編集。《銀行狐》狐と署名された脅迫状が、帝都銀行頭取宛に届けられた。「あほどもへてんちゅー くだす」。具体的な要求はないが、顧客情報漏洩、系列生保社員の襲撃と犯行はエスカレートする。狐の真意と正体は?銀行総務特命の指宿修平が動く。《金庫室の死体》破綻した銀行の金庫室で71歳の老女の死体が発見された。破綻した銀行での殺人事件なので警察の捜査。《現金その場かぎり》銀行内で行方不明になった現金の行方は?。銀行と客の間のトラブル・銀行の裏側が描かれて短編だが読み応えあり。2013/06/22

達ちゃん

44
池井戸さん得意の金融ミステリーの短編集。つくづく銀行って色々あって大変だなあと思ってしまいました。2016/09/13

Satomi

41
池井戸さん初期の銀行もの。短編5篇。半沢直樹のような悪を完膚なきまで叩きのめす痛快さは薄い…けれどやっぱりそこは池井戸さん!!地味ながら緻密なミステリー。 ATMを意図的にエラーで停止させる手口…ゾッとした…。銀行員、恐るべし…。2014/11/16

くまんちゅ

30
銀行を舞台した短編集。殺人事件なども扱っていてミステリ色が強い内容でした。自分にはなじみのない金融用語も出てきたりして、分かりにくいところがあったのが残念(自分の無知が原因ですが…)印象に残ったのは「ローンカウンター」。銀行口座のお金の動きだけでもかなりの個人情報が分かるものなのだなと感心すると同時にちょっと怖さも感じました。2015/06/29

hanagon44

29
5つの短編からなる作品。深みはないが,コンパクトにまとまっているので読みやすくあっさりとしている。表題作が特に印象深く,熾烈な出世競争で,理不尽な権力者に踏みにじられ人生を捻じ曲げられた銀行の取引相手や元銀行員の悲哀が突き刺さった。2015/01/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/552593
  • ご注意事項

最近チェックした商品