内容説明
20世紀の歴史の掉尾を飾る壮大なノンフィクションの傑作!新中国誕生の革命のために闘い、ときに命を狙われることもあったが、錦江飯店のすべてを党と国家に捧げ、ついに念願の全国解放を迎える。中国人民政治協商会議委員などを務めるが、文化大革命の嵐が吹き荒れ、この女権運動の先駆者は、5年の牢獄生活を強いられて―。
目次
錦江茶室
波瀾万丈
漂泊異国
一家団欒
整頓両店
地下工作
解放前後
錦江飯店
北京転居
十年動乱
滄海桑田
秦城監獄
雪中送炭
林彪陰謀
悲喜交々
難忘一年
春回大地
著者等紹介
董竹君[トウチククン][DongZhujun]
1900年、上海に生まれる。1913年、妓楼に入る。1914年、元四川省副都督と結婚、日本へ渡る。帰国後、一男四女をもうけるが、1934年、離婚。1935年、錦江小食堂(後の上海錦江飯店)を開業。この頃から、党地下活動を支援するようになる。1940年から、フィリピンで5年間の逃避生活を送る。1952年、上海市民主婦女連合会執行委員、1954年、上海市人民代表大会代表、1957年、中国人民政治協商会議委員に任命される。文化大革命では紅衛兵の批判を受け、1967年から5年間の牢獄生活を強いられる。1997年、北京で死去。享年97歳
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感想・レビュー
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- 和書
- 思考する豚