内容説明
上海、東京、重慶、マニラ、北京を舞台に一世紀を生き抜いた女性の凄絶な自叙伝!貧しい車曳きの家に生まれ、借金のかたに妓楼に売られる。15歳で孫文の革命を推進する男と結婚して富貴な家の夫人となるも、革命に目覚め、新たな人生を求めて夫と別れ、艱難辛苦の末、上海錦江飯店の前身となる錦江小食堂を開業、女性実業家として大成功を収めるが―。
目次
赤貧如洗
人生艱難
迫入青楼
新見聞
夢尋活路
求学日本
随夫帰郷
封建家族
成都・重慶
思想対立
離脱深淵
夫婦決裂
栄誉放棄
起業自立
上海入獄
山窮水尽
起死回生
創業錦江
著者等紹介
加藤優子[カトウユウコ]
1948年東京都に生まれる。東京外国語大学英米語学科卒業。トータル7年間、北京に在住し、中国社会科学院研究員に師事、中国事情を研究する。訳書に「〓小平 政治的伝記」がある
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