内容説明
世紀の変わり目のこの国で、特異な事件が続発している。「なぜそんなことが」「この国はどうなるのか」―と、人々は問題の本質がどこにあるのかをつかみかねて、困惑し不安を抱いている。本書『緊急発言いのちへ1』および『同2』の全二巻は、そういう状況のなかで、相次ぐ様様な分野の事件を私なりの視点で分析し、公的機関や学会、フォーラム、新聞・雑誌などで行なった問題点の指摘や提言を、テーマ別に編集したものである。
目次
1 脳死者の尊厳を守るために
2 メディアに新しい座標軸を
3 少年事件を根源から問う
4 水俣事件・問われる想像力