機能不全家族―「親」になりきれない親たち

機能不全家族―「親」になりきれない親たち

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062099301
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

内容説明

子どもとの間違ったコミュニケーションが、家族を不幸にしている。違っていたら、やり直せばいい。人生に、家族に、遅すぎることはない。機能する家族とはどんな家族か、そういう家族を築くにはどうしたらいいかを考える中で、浮かび上がってきた、父親業、母親業の「仕方」。ベストセラー『アダルト・チルドレンと癒し』の著者の最新話題作。

目次

第1章 「機能不全」の家族が増えている(日本から逃げ帰ったアメリカ人;日本の家族もなんと約八十パーセントが機能不全 ほか)
第2章 「子どものために」という依存する心(心の扉を開ける言葉、閉ざす言葉;家庭や社会での親の態度は子どもに伝わる ほか)
第3章 子どもとの人間関係をよくするために(親の権威で子どもをコントロールしない;子どもは親のために生きるのではない ほか)
第4章 心を閉ざしてしまったのは、だれ?(母親との葛藤に苦しむ吉男;子どもの発達段階を知る ほか)
第5章 親も子も「ノー」と言えるルールを(ルールはみんなで具体的に楽しく決める;なぜルールが必要なのかを理解させる ほか)
第6章 「あなたの子どもではありません」(子どもは両親の対立を敏感に察知する;夫婦間の話し合いは重要 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yo

20
家族として機能していない家族というのがある。子供の教育のために、子供にとって毒にしかならないことをやってしまう親向けに、どのように子供と接すれば良いかを諭すもの。これから親になりたい者として(段階をすごくすっ飛ばしてるのは置いといて)、今までの親との関係や、接してきた子供との関係を思い返してみると、ハッとさせられる内容が多かった。子供も1人の人として扱う、人に何かを求めるときは命令型ではなくお願い型にするなど。特に、子供に求めていることを親自身が子供に対してやらないのは不信感の種だとするのは納得感が強い。2018/08/13

anko

6
アダルトチルドレン関連で三冊目。これが一番子育てに役立ちそう。前半は読了した二冊と同じ、後半が実際に子育てするにあたって気を付けようと思うところがたくさんありました。アイメッセージに切り替えよう2014/03/07

シナモン

4
機能不全家族とは何か。子育てに必要なことは何か。たいへん参考になる本です。2013/09/11

たかね@心理学

3
機能不全家族。何がいけないのかを適切に教えてくれる。「子どものため」の見直し。アクティブ・リスニング、アイメッセージ、リフレーミング、罰の変更など、どこかで聞いたことがあるような内容と思ったら。一部ではこれを絶賛しているところもある。子どもの成長が伸び悩み、しかし何をすれば良いのかわからない人には良書かもしれない。一般向け。2014/12/30

まめはち

3
自分の癒しをすることが、健全な親業への第一歩。子供を抱きしめるとき、幼い時の自分も抱きしめていると想定すると、自分の子供に愛を与えながら、傷ついた自分の内なる子供の癒しになる。それは、子供に優しい言葉をかけること自体が自分の癒しになるということ。「自分が子供だった頃、こんなときに親が温かい言葉をかけてくれたら、どんなに心がなごんだことだろう」と思い起こして、自分の子供にもそうしてあげる・・・子供と向き合う時に忘れずにいたいと思いました。人生を体験的にやり直してみるリプロセス・リトリートも気になりました。2012/12/19

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