淳和院正子

淳和院正子

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062099110
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

仏道に生きた皇后の生涯!仏教徒として、天皇家ではじめて夫を火葬・散骨した淳和皇后・正子の一生を描く、書下ろし長篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃいろ子

32
嵯峨天皇と橘嘉智子の娘として生まれる。「檀林皇后私譜」でも嘉智子とは相容れない娘として描かれていたな。内親王として生まれた正子への対抗心があり気まま身勝手な嘉智子 が面白いし、対象的な正子の描かれ方がとても良い。恒世親王との方が年が近いのに、その父淳和天皇に嫁がされ、でも仏の教えを信じ静かに生きる夫に影響されていく。夫の死、そして恒貞親王の廃太子。嘉智子を恨むのは当然だ。だが、それを乗り越えていく様は凄い。高岳親王(真如法親王)との縁、そして同じ廃太子という立場になった恒貞親王の母として→2024/09/14

チャック

4
題名に惹かれて読んでみた。あらら、悪名高い藤原良房が出てきた。良房側の本は読んだが、承和の変の被害者側の話だったので、興味深く読んだ。 藤原氏ってやることめちゃくちゃ(笑) 偉大と思っていた桓武天皇の評価が下がった。2020/11/01

いすず50

1
杉本苑子の「檀林皇后私譜」ではとにかく扱いにくいニトログリセリンのような娘として書かれていた正子内親王が、えらく内省的な人間に書かれていたので意外だった。母・嘉智子のほうが歳とともに聞き分けがなくなりながらも息子だけを溺愛する年寄りのように書かれている。母娘の仲がしっくりいかなかったのは同じ。2010/03/10

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