内容説明
オペラを「食い物」にしているのは誰か。ミラノのスカラ座をはじめ、世界の一流オペラ・バレエの舞台を“引っ越し公演”というかたちで日本で実現させてきた名プロデューサーが、わからず屋たちと渡りあってきた熾烈な40年間を包み隠さず語る。文化政策なき国家の顔の裏にひそむ、情けない「日本病」の実態がここにある。
目次
序章 日本の「オペラハウス」の奇々怪々
第1章 本物のオペラをどうしても観てみたい
第2章 誰よりもオペラ、バレエを愛して生きてきた
第3章 「オペラ・ブーム」の正体
第4章 オペラ・チケットは高すぎるか
第5章 たとえ終わりなき闘いでも
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