内容説明
そのころ戦争はさまざまな形で、ふつうの人たちのふつうの生活にいくつもの影を落としていた。そしてその闇は、今…。戦争中、ぼくの村でなにがあったのか?第37回講談社児童文学新人賞入選作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
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中国人の強制連行、強制労働、そして蜂起した彼らに対する弾圧。 これほど重いテーマが児童書で成立するのだろうか? 岡田依世子さんは、戦争を知らない小学生のカナと、中学1年生の保の夏休みの物語として描いています。 村ではタブーとなっているホラ穴。そこでの出来事を不思議体験として描いています。 過去を知ったとき、彼らはその時代には加害者の側であった祖父を許せるのだろうか? 歴史の事実は変えることはできない。 過去の過ちにどのように向かい合うか? それを子どもたちに伝えるのも親としての役割なのでしょうか。 2010/03/26
田(゚_ 。)村
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1998/08