戦後批評論

戦後批評論

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062086653
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

戦後文芸批評を解体する。「廃墟」に「生まれ出ずる」ものは何か。服部達、吉本隆明、江藤淳、秋山駿、磯田光一、保田与重郎、柄谷行人、加藤典洋氏らの戦後批評空間を“状況”の中に再構築する。

目次

序 批評の戦後空間
三角帽子のアルルカン
文学にとって言語とは何か
作文は行動する
秋山駿の「犯罪」
「批評」が「政治」になるとき
保田与重郎の亡霊
補論―甦った亡霊
湾岸戦後の批評空間
補論―加藤典洋『敗戦後論』について

感想・レビュー

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mori-ful

3
「湾岸戦後の批評空間」にはいわゆる「湾岸戦争に反対する文学者声明」の背景が書かれている。91年1月の韓国文学者たちとの会合から始まった(その後の日韓文学シンポジウムに繋がる)。この時にいた、中上健次、島田雅彦、川村は二次会で、湾岸戦争反対の討論集会を行うことを話し合い、後日、柄谷行人が参加。反対声明と日韓文学シンポジウムは双子なのだ。この意味は川村によって論じられていないが、重要なのではないか。2025/06/02

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